学校に足が向かなくなって休みがちになってくると親も子も、とても不安になります。
お子さんの心の中には孤独だったり、教室がうるさかったり、勉強が分からなくなってついていけない・・・など様々な思いがあると思いますが
親御さんの気がかりは、お子さんが悲しんでいることで心を痛めているのはもちろんですが「子供の将来への不安」「出席日数不足による内申評価」「進学」「社会から逸脱してしまうのではないか」というものが大きいと思います。
「出席日数」を気にするあまり、子供の気持ちに耳を傾けるよりも、ついつい無理やり学校に行かせないと・・・と焦りがちです。
でも学校に登校しなくても出席認定を受けられる方法があるんです。
学校に登校しなくても出席認定は受けられる
学校に行けない場合は「フリースクール」などに通い出席認定を受けられるケースがあることは知られていますが(学校の校長のご意向やフリースクールによっては話し合いにより認定が受けられない場合もあります)自宅でオンライン学習をしたり、オンラインフリースクールに出席しても学校の出席認定を受けられる可能性があります。
少なくとも実際に我が家は出席認定を受けています。
出席認定を受ける為にはいくつかの条件があるので、まずは学校に確認してみましょう。(まずは「すらら」から届く「出席扱い制度認定のお願い」の書類を持って学校に相談してみましょう。)
フリースクール,オンライン学習で出席認定を受けるためには
令和元年から文部科学省より各都道府県教育委員会などに向けて「不登校児童生徒への支援の在り方について」の通知が送付されています。
出席認定を受けることが出来る要項の概要は以下の通りです。
出席認定を受ける為に必要な要項
1.保護者と学校との間に十分な連携・強力関係が保たれていること
2.ITや郵送,FAXなどを活用した学習方法であること
3.訪問などによる対面の指導が適切に行われること
(担任の先生,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカーなど)
4.学校の理解の程度を踏まえたけいかくてきな学習プログラムであること
5.校長が対面指導や学習活動の状況を十分に把握していること
(すららは学習履歴が保存されているので学習履歴を印刷またはwebページのURLとIDを共有することで把握してもらえます)
6.学校外の公的機関や民間施設等で相談・指導を受けられない場合に行う学習活動であること
7.学習活動の評価は計画や内容を学校の教育課程に照らし判断すること
(成績評価を希望しないのか,学校のテストを受講出来た場合可能な範囲で通知表に反映希望なのか、家庭の希望を明記しましょう)
上記の方法をクリアすることで、出席認定を受けられます。学校に行けないからと言って「学び」や進路をあきらめる必要はありません。
引用:文部科学省
以上が大まかな概要ですが、フリースクール(オンラインフリースクール,オンライン学習)の方から学校に対して現在の学習状況の報告をしてもらえるところでないと出席認定を受けるのが難しい状況なので、まずはフリースクールによく確認してみましょう。
上記の項目を満たすと現在、学校の方でも「出席認定」を受け入れてくれる方向にあると思いますが(我が家は出席認定を受けています)、在籍の学校の校長先生の判断によるものなので、もし
「今までに例がないので認められない」と先生から言われた場合、所属のフリースクールに相談してみましょう。フリースクールの方から学校に話をしてくれる場合も多々あります。
確実に「出席認定」を受けたい場合は親御さんも、少し能動的に動いてみることをオススメします。
例えば「市の教育相談に月に1回相談に行く」「学校の担任の先生に相談する」または在籍校に通学級があれば月に1回または週に1回ほど一時間だけでも出席する、または保護者が相談する、など保護者も学校と連携して頑張っている姿を見せるのが良いと思います。
またフリースクールに所属していても全く勉強していないと「出席認定」が認められにくいので
オンライン学習であれば「一日3科目は頑張ってね。勉強させ押さえていれば学校に行かなくていも大丈夫だけど何もしていないと不安だよ」と子供には声をかけておきましょう。
もし、こんなに頑張っても出席認定を認めてくれない場合、私は

何故ですか?うちは発達に障害もあって普通の学校に通うのも難しく支援学級に通うのとも違うケースで居場所がないんです。しかも転校生で友人どころか助けてくれる生徒さんもいません。うちは、オンライン学習で学校の勉強にそって勉強し、自分にあったフリースクールを探しています。市のフリースクールにも通っています。義務教育の学校に行けないからって何故、そういう子供を見捨てるんですか?
と、お話させて頂こうと思っていましたが、おかげさまでストレートに出席認定は認められて本当にありがたかったです。
また「出席認定」が認められたことで娘も

それは、かなり有難い。安心できる。
と心の負担がかなり減ったようです。そこで親の方からは

出席認定が認められるように学校に沿った勉強は家でも頑張ろう。家庭科は家で一緒にやろうよ。大丈夫、大丈夫。学校に行ってる子と何も劣ってないよ
と何度も励ましました。「出席認定」が認められる、というのは本当にありがたいことです。
私はカウンセラーでもなんでもない「学校に居場所がない」ことに悩む母ですが、学校の先生には是非「子供の将来を閉ざさないよう」寛大なご判断をお願いしたいと心から願っています。
在籍校のテストについて
出席認定はストレートに認められましたが、我が家の在籍中学校では「小テスト」「中間テスト」「期末テスト」を民間のフリースクールで受けるのは認められませんでした。これは在籍している学校の尺度によるもので民間のフリースクールで「テスト」も受けられるケースもあるようです。
市の教育機関のフリースクールではテストを受けることが可能でしたが、地域によるかもしれませんが私の住まいの地域ではテストは受けられますが一日で6教科一度に試験を受けるので
子供にはハードなスケジュールになりそうです。その場合は「3教科はフリースクールで受けて、残りの3教科は学校の別室で受ける」など学校と相談してテストの分割も出来るようです。
在籍しているフリースクール,在籍校に事前に確認をとっておきましょう。

