N中等部を実際に見学に行った親子のリアルな口コミ・レビュー

出席認定について

「フリースクール」・・・と一口に言っても学校のカラーは色々です。今回はN中等部の無料説明会に行った私と娘のリアルな口コミ,体験レビューを掲載していきます。不登校のお子さんにとってはフリースクールという新たな世界に一歩踏み出すのも大変勇気がいることです。失敗しない為にも出来るだけ包み隠さずに感じたことをお伝えしていきますので、参考にして頂ければ幸いです。

N中等部基本情報

教室名N中等部
学習方式・ネットコース
・通学コース
対象年齢中学校1年生~中学3年生
入学金・ネットコース:22.000円
・通学コース:110.000円
受講料(税込み)・ネットコース:40.700円
・通学コース
 週1回コース:37.400円/期
 週3回コース:56.100円/期
 週5回コース: 73.700円/期
教材費11.000円/期
会社HPhttps://n-jr.jp/
無料体験・受講申し込み公式サイト

まずはN中等部の基本情報をまとめてみました。なお、最新のフリースクールおすすめを知りたい方は「【2025年最新】」をまず先にチェックしておきましょう。※↑クリックできます

               

N中等部とは

N中等部とは角川ドワンゴ(出版社のKADOKAWAとIT企業ドワンゴが設立)が運営している中等部(フリースクール)です。最先端の情報技術を学べるだけではなく社会の変化に対応するため、積み込むだけの教育ではなく自分の心で考え解決する力を身に着けるための21世紀型スキル学習(プロジェクト型学習)が特徴です。非常に面白かったので後でゆっくり説明しますね。

N中等部の特徴

変化の激しい社会を生き抜くN高グループの学習コンテンツを導入(プロジェクト型学習+ICT学習+映像授業+グループ学習)
生徒が自分で主体的に行動できるようにサポートするメンター制度
自分のペースで出来る個別学習
将来へつながる多様な学び
ICTを活用した学びと交流

では、N中等部の特徴をみていきながら実際に体験した我が家のレビューをご紹介します。

N中等部は高等部と基本は同じフロアー

N中等部と高等部は基本は同じフロアーにあります。色々なフリースクールを見学に行きましたが、全てのフリースクールでは高等部が中心で中等部は同じ部屋の、ほんの一角を中学生数人で使っているようでした。ただN中等部は大きなオープンスクラスで高校生が学園の計画を話し合っていていましたが、中等部にも別室にきちんとしたクラスがあり近代的少人数の私立の学校という印象でした。3Dプリンターも教室にあり最新の授業・・と感じました。娘に「どうだった?」と尋ねると「好印象,好印象♡」と即座に答えていました。

N中等部では基本学習だけではなく多様なコンテンツがある

N中等部は「zen sutady」のオンライン授業でプロの先生達が大学受験を視野に入れわかりやすい授業を配信。また「声優」「プログラミング」「楽曲」「メイク」「WEBデザイン」「動画編集」「料理」「職業体験」など多様なコンテンツがあり自分がやりたい科目を学ぶことが可能です。

プロジェクト型学習

N中等部では詰め込むだけの授業ではなく「自分の頭で考えて行動する」ための21世紀型プロジェクト学習を導入している数少ないフリースクールです。

プロジェクト型学習って何?

と思ってしまいますよね。ZOOMでの無料説明会などで体験することが可能です。
うちの場合は、ZOOMの説明会に参加するのも嫌そうで娘は最初遠くから顔をしかめながら立ったまま、ちらっと画面を見ていましたが、プロジェクト型学習が始まり

「自動販売機のボタンがどうやったら押されるか」というテーマにみんなが「レインボーに光る」「押すな」と書いてあるなど、どんどんチャットで意見を出しているのを見て

「え~面白い~!この人面白いね。この人すっごく沢山意見出してるよ」と気づけばいつの間にか私の隣に娘が座り、自ら「ボタンを押したら猫の鳴き声が鳴る」など目を輝かせながら色々な意見を書き始めどんどん授業に引き込まれているようでした。

これがきっかけで「学校によって雰囲気や授業が全然違う」と体感し、他にも色々なフリースクールを見て自分に合った学校を見つけることになりました。

N中等部はプログラミングの授業がある

N中等部ではスケジュールの中に「プログラミング授業」が組み込まれています。プログラミングが必須科目になった今プログラミングが本格的に学べることは大学入試に有利なだけではなく、今後の社会にも役立つのでとても良いと思いました。

N中等部には時間割がある

多くのフリースクールは不登校のお子さんが自由に通えるように時間割のようなものがありません。他のフリースクールとの違いはN中等部はキチンとした一日の時間割があることです。

「はじまりの会」から始まってグループでディスカッションするプロジェクト学習,ランチタイム,基礎学習,プログラミング,自由選択,終わりの会とネットコースも通学コースもベースになるスケジュールが決まっています。我が家のように転校により今の学校に馴染めない+生まれつきの特性により集団行動が苦手だがある程度のルールがあった方が通いやすい,友達を作りたい人には向いている環境です。

mikouさんによる9:30~9:45

ただ、中にはグループワークが苦手,授業時間が長すぎてしんどい,起立性障害があり朝起きられない,など色々な方がいると思います。そういう場合は参加したいところだけ参加するという形で大丈夫とのことでした。

N中等部ネット部活,同好会

N中等部ではオンライン上ネット部活や同好会があります。主な部活は「起業部」「投資部」「政治部」「eスポーツ部」「ダンス部」「研究部」「美術部」「音楽部」「プログラミング部」「クイズ研究会」「人狼部」「囲碁部」「将棋部」などです。

うちの娘は中学の部活で入りたい部活はなかったようですがN中等部では複数の部活に入ってみたい、と言っていました。

ネット部活の良いところは例えば「美術部」(全国のN中生徒約3000人が所属)などの部活では自分の描いたイラストや絵をアップして、いいねをもらったり、話があいそうな人とはメッセージのやり取りをしたり家が近かったら実際に会っても良いのですが全員N中等部の生徒なので、実際に会ったら性別が違う,年齢が違う、ということがなく身元がはっきり分かっている、ということです。

また先生達がトラブルや、変な投稿がないかパトロールしていたり「少しでも傷ついたな、と思うことがあれば先生に報告してください。先生がそういう言い方は良くないよ、とさりげなく注意をしたりしてくれる」とのことで 広い世界のSNSにはまるよりはN中等部の部活内で同じ趣味の人と切磋琢磨してくれたら有難いと思います。

N中等部のネットコース

N中等部ではネットコースの学生が使用できるZOOMの「Nラウンジ」がありネット自習室が開いている時間帯(午前9時半~午後7時半)は常時TA(ティーチング・アシスタント)が待機しているので、分からないところはいつでも質問でき、ZOOMの中で他の人達が頑張る中で勉強をすることができます。

ネットコースは「昼コース(13時半~16時)」と「夜コース(17:00~19:30)」が選べる
オンラインのプロジェクト型授業
オンラインでのグループワーク
オンライン自習室(Nラウンジ)
オンライン上での友達作り

オンラインはちょっと面白くなくて続かないのでは?・・・と私も娘も思っていましたがZOOMでのプロジェクト型体験に参加してみると、チャットで思ったことを自由に発言したり、他の人の意見も聞けて娘も楽しそうに目を輝かせていました。

N中等部ネットコースのイベント

N中等部のネットコースでは、マインクラフトを利用して「マイクラ遠足」や「21世紀スキル型学習」など様々なイベントや授業を行っています。ネット上でみんなと協力してひとつの建物を建造したり、話し合いながら問題を解決していく能力を高めます。

また企画から運営まで生徒たちで作り上げる「ネットコースフェスティバル(ネコフェス)」で
文化祭を体験もできます。学校では中々人の輪に入れない、意見を言えないお子さんもネット上では自分の意見も発言しやすく楽しく参加できます。

N中等部には定員がある

N中等部の通学コースにはクラスに定められた人数があるので定員があります。週1コース,週3コース,週5コースがあるので、まずは先生に相談してみましょう。

N中等部には入学試験がある

他のフリースクールとの違いはN中等部には入学試験があることです。大体の学力を測ることが目的の一つかもしれません。学力が足りないから落ちる、ということは稀なようです。たまに試験に落ちることもあるようですが落ちる原因は「親御さんは入学させたいと希望しているが本人に入学する意志が全くないと思われる場合」だそうです。5人位のグループ面接もあるので試験は午前9時から面接の順番によっては午後4時位までかかります。娘は「自分も含め全員コミュ症のような感じのグループで「あ~・・・はい」という感じでグループでの話合いもあまり出来なかったから落ちるっていうことあるかな」と心配していましたが、そういうことで落ちることはないようです。

昼食はN中等部の中でお弁当を食べても良いし付き添いの親御さんと一緒に外食をしても良いという形でした。(うちが試験を受けた時は外食派が多かったようです)

N中等部おすすめしない人

N中等部をおすすめしない人は

学校という空間や時間割に縛られるのが、そもそも苦手。
あまり人と関わりたくない
今はまだ、何かをやる元気が出ない。
N中等部指定のパソコンを用意しなければいけないことが負担に感じる
無料,またはリーズナブルなフリースクールを探している。

こういう方は、もっと自由度の高いフリースクールが向いているかもしれません。市や町が運営している教育相談や無料のフリースクールなどに、まずは相談してみましょう。とりあえず地域の無料フリースクールに行くことからはじめてみるのも良いかもしれません。

ただ現実の人間とコミュニケーションをとりたくない、というだけであればN中等部のネットコース,またオンラインフリースクールに参加してみるのも良いでしょう。

N中等部では3か月毎にコースの見直しが出来るので週一回通学から週三回通学に変更,または
ネットコースから通学コースに変更,など状況に合わせて見直していくことが出来ます。

N中等部をおすすめする人

N中等部をおすすめする人は以下の方です

今の学校には通えないけど、学校に近いスタイルのフリースクールを探している
平均的な授業だけではなく、将来の仕事を見据えてやりたいことを見つけていきたい人
コミュニケーションを磨きたい,問題解決能力を高めたい人
IT,動画編集,プログラミングに興味がある人

N中等部は詰め込み学習ではなく21世紀型プロジェクト学習」を取り入れています。「感情コントロール」「思考トレーニング」「コラボレーショントレーニング」などが毎日2時限授業に取り入れられているだけでなく1クラスに2人の担任とメンターが一人ついてくれ、長期的目標を決め,毎日の日誌で今日の出来事,目標達成するためにるべきことを自分で考えていきます

またプログラミニングは義務教育に比べて学びの自由度は高く「声優」「ボーカロイド」「イラスト」「ファッション」「パテェシエ」など様々なジャンルの専門的な講座を受け放題なので将来の道を自分で探して特化して学んで行きたい人に向いています。

まとめ

いかがだったでしょうか?こちらはN中等部を見学に行った私達親子の体験レビューです。教室は明るく先生の対応も手厚く、学校では学べないことが多くあるように感じました。うちは、この後、N中等部に入学して今は楽しく幸せに過ごしています。いくつかの同好会にも入部し「金融・保険」のイベントや「著作権」に関するイベントにも参加しているようで、人生に必要な実践的なことも学んでいる、と感じました。うちの場合は「学校」に近いスタイルの方が合っている方にはおすすめのフリースクールです。

>>>学校に通うのが苦痛な人は他にも色々なフリースクールがあります。

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