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うちの娘は学習障害(LD)があります。でも、この学習障害(LD)は知的な発達に遅れがないことが多いので親御さんは気がつきにくいかもしれません。うちの場合もそうでした。
まず学習障害(LD)は小学校に入学して勉強が始まらないと気がつかないケースがほとんどです。
学習障害(LD)とは
LDとは「Learning(学ぶこと,学習)」と「Disabilities(障害)」の略です。通常は知的は発達障害がないにも関わらず「読むこと」「書くこと」「計算」「繰り上がり」「聞く能力」「推論する能力」など局所的に困難がある場合学習障害(LD)と呼ばれます。
学習障害(LD)にも色々な種類があります。大きく分けると読むことが苦手な「読字障害(ディスレクシア)」,書くことが苦手な「書字障害(ディスグラフィア)」,計算が苦手な「算数障害(ディスカリキュア)」があります。
小学校で授業を学びはじめて「文字がマス目から大きくはみ出して書いてある」「漢字を覚えることが出来ない」「聞き間違いが多い」「くりあがり・繰り下がりが分からない」などに保護者も気がつきますが、それが「学習障害」があるせいだとは気がつきにくく「きちんと勉強しないさい!」「丁寧に文字を書きなさない!」「ケアレスミスが多いよ」と逆に子供を怒ってしまうこともあるかもしれません。
でも、ひょっとしてそれはお子さんが怠けているのではなく学習障害(LD)が隠れているのかもしれません。学習面に困難があるのは知的障害があるからなのか、局所的な学習障害があるからなのか、それとも障害はなく、ただ勉強が嫌いなだけなのかはWISC検査やK-ABC検査、読み書きのスキルを測る検査などで詳しく調べることが出来ます。
少しでも気になる方は、まずは学校やお近くの教育センターに相談に行くことがおすすめです。その上で診断が必要な場合は医療機関を受診してみましょう。医療機関はいつも混雑していて、すぐ予約が取れるわけではないので(うちの場合は二か月先にならないと予約がとれませんでした)早めに受診の予約を入れておくことが良いと思います。
算数障害(1の概念が分からない)我が家の場合
うちの場合は、なんとなく算数が苦手な気がする・・・と小学校4年生から「算数」だけ個別塾に通わせていたのですが少数の計算では、計算の答えがあっているのに小数点を打つ位置はほとんど毎回全部間違っていて「答えはあっているのに、ケアレスミスだねえ」と私や塾の先生にいつも言われていました。

「答えはあってるのに、もったいないじゃん。ちゃんと答えを見直しなよ。案外慌てものだね(笑)」と毎回言っていましたが。中々深刻にはとらえられませんでした。
分数が特に苦手だったので個別塾で何度も丁寧に教えてもらいましたが、学校のテストではいつも点数が悪く何度も再テストを受けていました。全く同じ問題でテストを4回も受けているのに
全く点数がとれず塾で「どうしても分からないようなので、ものすごく簡単な仕組みから、もう一度教えて頂いてもいいですか?」と先生にお願いしたりしていましたが、どうしても出来ませんでした。
でも分数や小数点以外は平均並みに出来ていたことと、親世代はそういう障害があるという認識があまりないので「何故か苦手なんだな」と思ったくらいでLDであるとは、なかなか気がついてあげることが出来ませんでした。
学習障害(LD)があると宿題がなかなか終わらない
うちの場合は夏休みの宿題なども終わらせるのが、とても遅くて「遊びながらやってるから、なかなか終わらないじゃないの?」とたまに注意していましたが

真面目にやってるけど出来ないんだよ。
と娘は言っていて「真面目にやっていて、なんであんなに時間がかかるんだ」と不思議でなりませんでしたが「見て書き写す」ということが出来ない障害があると検査で知って、娘に悪いことしたな、と今は私もとても反省しています。
学習障害で読み書きが出来ないケースでも色々なパターンがある
学習障害によって読み書きが出来ないパターンは多くありますが大きくわけると以下のようになります。
●音韻意識が弱い(文字と音を結びつけるのが難しい,文字と音の変化が上手く出来ない)
●視覚認知の偏り(単語をまとまりとして捉えられない,文字の形や位置を捉えられない)
●聴覚認知の偏り(音を聞き分ける,聞いて記憶することが難しい)
●記憶に弱さがある(定型の子と同じやり方,同じ時間では覚えることが難しい)
その他「論理的思考力の弱さ」「語彙の不足」「部品意識の弱さ」などもありますが、こちらはお子さんの得意な学習方法でスキルを伸ばすことで比較的積み上げることが出来る部分と言われています。
このような学習障害があると本人がいくら努力しても上手く学習成果が上がりません。

「本人が怠けているわけではない」「脳の偏りのせいである」「反復練習に意味がない場合がある」ということを親が認識しておくことは大事なポイントだと思います。何度やっても絶対に出来ないことを毎日やっているお子さんは本当に辛い思いをしているので支援が必要です。
読むことが弱い場合
お子さんに「読む力」が弱い場合小学校低学年では、なかなか気がつきにくいかもしれません。
何故なら「読む力」は弱くても知能指数に問題がなく「聞く力」があれば親の話はよく聞き取れていて会話することには問題がないので、親が障害に気がつきにくくなります。
また学校での国語の音読や歌の練習も、みんなと一緒に声を出して音読する場合は「読むことが出来ていなくても」みんなの声を聴いて、それに合わせて発音することが出来るので障害に気がつきにくくなります。ただ実際には読めているわけではない、という障害が隠れているかもしれません。
「読む力が弱い」お子さんは音韻認識が弱いという問題が隠れていることがあります。音韻認識が弱いと例えば「からあげ」という文字を見ても「か」が「ka」という音であるということが分からずに読むのに時間がかかる、または「単語のまとまりがわからない」という問題が隠れている場合や「形が認識出来ない」ケースもあります。
これらの問題があると勉強以前に「何が書かれているのか分からない」「外国語を見ている」ようなものでお子さんは凄いハンディを背負っていることになります。
こういう問題があった場合は「文字を音声で読んでくれる教材」もあるのでお子さんの助けになるかもしれません。
書くことの困りごと
学習障害(LD)があるお子さんの中には「読むこと」は出来るけど「書くこと」が苦手なお子さんもいます。お子さんのノートを見て文字が
●マス目から大きくはみ出している
●形が似ている文字をいつも間違えている
●文字の左右が入れ替わる,鏡字を書いている
●音読み,訓読みが理解できない
●何回練習してもカタカナが分からない
こういう場合は、お子さんを叱る前に学習障害(LD)を疑ってみても良いかもしれません。
また我が家の場合は文字を書くことは出来るけど「書き写す」のが苦手で書くスピードがゆっくり,「ノートと黒板を見ながら書き写すのが苦手」というLDがあったのですが、こういう場合は親でも障害に気がつきにくいと思います。ただ宿題を終わらせるのが、とても遅かったので「なんでこんなに時間がかかるんだ」と思っていた程度でした。我が家が、この障害に気がついたのはWISC検査を受けたからです。
学習障害にも色々あり、親がどういう障害があるのか判別することは困難です。もし気になる方は専門家の方に相談してみましょう。一度検査を受けてみると障害なのか、そうでないのか、他にも何か問題があるのかがハッキリするので子供に必要な支援を受けることが出来ます。

うちの場合は娘が「すっごく真面目に宿題やっているのに何故か全然終わらないんだよ」と私に話をしていましたが「へ~そうなんだ~」とスルーしてしまっていました。お子さんをよく見ていないと本当に気がつかないケースがあるので、私のようにお子さんの話をスルーせず、よく聞いてあげて下さいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?お子さんが宿題を中々やらない,勉強が嫌いでやる気がない場合、親はいらいらしたり、悩んだりしてしまいます。また学校に行き渋るようになる背景に、親でも気がつきにくい学習障害が隠れている場合もありますので、気になる方は御子さんの為にも是非担任の先生や教育相談センターなどに相談してみましょう。
また発達障害,学習障害があると普通に学習することにハンディがあります。発達障害や学習障害に適した教材や、学習障害のあるお子さんに効率が良い学び方を教えてくれる塾,家庭教師などもあるので、どのやり方がお子さんに合っているのか色々と体験して検討してみて下さいね。



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