9月になると子供の自殺者数が一気に上がるということですが、確かにうちの場合も9月中旬位から元気がなくなり「死にたい」と口にするようになりました。
そして精神科にも行きました。大きな病院の精神科は二か月待ちで審査があり重病じゃないと診察してくれません。審査が通り二か月後の診察ま娘と「遠い・・・それまで生きていられるかどうか・・・」という状態でした。
そして色々と工夫をしながら、なんとか耐え抜き「病院に行ったら何かか今までと違うカウンセリングやら、対処療法があるに違いない。今の暗い状況から脱することが出来るに違いない」と娘も私も望みを持っていました。
ところが、ようやく病院の初診を受けることが出来たのが1月31日。初診は40分ほど今どのような状態か話を聞いてくれました。私は今までの経緯やカウンセリング歴などをファイルにまとめて先生に私、先生が「大体の経緯が分かりました。長くかかると思いますが、まずはストレスを減らして学校と連携して頑張ってみて下さい」
「今回は初診だったので40分お時間をとったのですが次回からは診察は5分になります」と言われ私も娘も絶句。
帰り道「娘も次回から診察5分って言ってなかった?」と言うので私も「ママもビックリした!でも、そんな訳なくない?診察は5分だけど何か対処療法みたいな、箱庭療法みたいなのがあるんじゃない?」「だよね。こんなにメンタルがおかしくて生きていられない位なのに5分話て直ると思えない」なんて元気を出して笑いながら、きっと何か療法あるよ、と。
そして次の診察は2月下旬。一か月も後・・・
そして次の診察。今の状況を先生に話すと先生が「分かりました。それでは引き続きストレスをなるべく減らして学校と連携していきましょう」「はい。」「・・・」「・・・」
「・・・え?終わりですか?」
「はい。初診は40分ほど時間をとってあるんですが次回からは診察は5分程度で・・」
「・・・・え!。そう伺いましたけど、私達は診察は5分程度だけど何か対処療法のようなものがあるのかと思っていました。これで本当に終わり・・・???」
「はい。薬を出すのもあまりおすすめではないですし、まずはストレスを減らして様子を見ることしか・・・」
「でもストレスの原因は学校が大きいですが、学校にも相談しましたが出来ることはそんなには・・・」
「色々やってみて、どうしても無理なら学校を休むとか・・・」
「それは、そうですが、それで診察は終わり・・・?」
「・・・残念ながら、これが医療の限界です」
「・・・・」
え・・・ 私と娘は病院に行ったら何か対処療法的なものがあるのかと思っていた。そして精神的にギリギリの状態で病院に診察を受けるまでに、すでに二か月待った。そして初診の次の診察を楽しみにまた一か月待った。その結果、本当に診察は5分で終わり?
あまりの出来事に呆然として病院の受付で会計の札を渡すのを忘れ30分も親子で無言でたたずむ。
そして会計の番号中々でないな、と掲示板を見て「ああ、札を受け付けに渡さないといけないのか」とようやく気がつく。
そして娘に何か言わないといけないな、と思いながら「コスパ悪いよね。病院に来るのに40分もかけて、長い間待合室で待って診察本当に5分なんだ。もっと相談に乗ってくれたり、心が回復する対処療法があるのかと思ってた・・・」「私も。5分先生と話をして人生生きていけるなら、苦労しないよ。そんな魔法の言葉なんかないよ。」「ほんとに・・。そんな程度の話ならママとでも、毎日のようにしてるよね。」でも親の私だって、自分の言葉に自信なんてないんだ・・・
そして二人でドーンと沈みながら帰る車の中。
「まあ、でも出来ることをやっていくしかないよね。ストレスを減らして学校と連携して・・って
別に間違いじゃないんだから。家に帰ってストレスの原因を書き出してみよう。もちろん何がストレスか分からない場合もあるけど、分かっているものも少しはあると思うし」と、頑張って気を持ち直して家に帰る。小さなことを一個一個つみあげたら・・・と。
>>>こんな私達でも安心して学べるフリースクールがありました。


