不登校で悩んでいる親御様へ

出席認定について

お子様の不登校について悩んでいらっしゃる方に私が思っていることをお知らせします。

うちの場合は完全に不登校になる前にN中等部に移動しました。不登校になるまでにはお子さんも
心が葛藤しています。「学校に行かないといけないけど、どうしても足が動かない」「居場所がない」「自宅にもいずらい」「親のプレッシャー」「でも行けない」と。そして、いよいよ追い詰められて自ら命を絶つお子さんも増えています。

そんなことになる前に、うちの場合は、こう言いました。「学校に行かなくていい。」と。
「そのかわり、違う形で学んだら大丈夫。何も他の人と劣るところはない」と。

そしてトライ式中等部に行ったり、市のフリースクールに通ったり(N中等部の入学前の期間)、
現在はN中等部に毎日楽しく通っています。

そんな私の正直な感想は「むしろフリースクールの方が面白い」「目から鱗!フリースクールに通えてラッキーだった」ということです。

勉強、ということでは義務教育の学校とそん色ありません。在籍中学でテストは受けていますが
数学以外は平均点以上をキープしています。

そしてフリースクールの良いところは「やりいたいことが出来る」「得意なことを伸ばせる」ということです。義務教育の学校であれば全員平均的な授業を受けます。

それは凄くありがたいですが、うちの娘のように発達上平均的に出来ないこともあります。例えば「算数障害がある」「笛が吹けない」「体育」「技術」など・・・笛などは学校卒業したら一生吹かない人も多いと思います。(子供の頃に色々体験することで興味が沸いたり、大人になってから思い出して趣味でやってみようと思うことはあるかもしれません。)

うちは出来ないけど体育は好きでしたが「体育が嫌いだから学校に行きたくない」というお子さんも多くいるようです。

でもフリースクールでは一応、義務教育で必要な5教科の勉強は習得しますが残りの時間は自分の好きなこと、得意なことに時間を費やせるのです。(遊んでいると思わないでください)

料理が好きな人は料理、ゲームが好きな人はプログラミング、イラストが好きな人はイラスト、と。しかも我々大人世代では使いこなせない最新の技術を用いて絵を描いたりしています。

また様々な職業のプロの方が登壇した授業を自宅で受けられるので「将来こんな職業についてみたい」とイメージもしやすく、実際に義務教育にはない人生の実践的なオンライン授業が沢山あります。

娘も常々

フリースクールの授業の方が学校の授業よりもレベルは高いよ。普通の勉強もするけど人生に必要なことを教えてくれる

と、色々な授業を選択して受講しています。

またコミュニケーション苦手な娘でしたが、まずはオンラインでの交流を通じてコミュニケーションを学び、少し自信をつけたところで

「遊園地に行く企画があるんだって。行ってみようかな?」

と、知らない人と交流してみよう!と自らチャレンジするようになりました。また先生も「一人ぼっちにならないよう」手厚く対応してくれるので、スモールステップで集団の輪に入ることが出来ます。

「義務教育の学校に行けない子は集団行動が出来ない子だ」という偏見があるかもしれませんが、そんなことはありません。学校というところは学区内の同じ年代のお子さんが集まっているところなので幼稚園、小学校、中学校同じ地域の学校に行くわけですが、一度顔見知りのグループから離脱してしまうと、心も委縮していますが周りの人が気を使って入れてくれない限りは、みんな自分の仲良しグループと一緒に行動しているので、どこかのグループに入りにくくなってしまいます。

そんな場合は、どうしたらいいか分からないので無言で学校に行ってまっすぐ机に向かい、周りの子がきゃあきゃあ騒ぐ中、一人ぽつんと座っていることになり、いつの日か「そんな子なんだな」と周りからは空気のような存在になってしまいます。

この状態から人の輪に入るのは、大人でも非常に難しいことだと思います。

実際に今、フリースクールに通っていますがグループ活動も多く、みんな自分の経験から「独りぼっちの子」を出さないように、さりげなく気を配ってくれます。

また教室を見に行っても、みんな明るく笑顔で過ごしています。

またうちは通学コースに通っていますが高熱が出た生徒さんも、自宅から「風邪が治ったら次のイベントのために、こういう物を持っていく」と写真付きで参加したりして「風邪でも参加するとは・・・」とフリースクールが好きなんだな、と感じました。

もちろん義務教育の学校に通えたら、それが一番良いんですが、お子さんが学校に行けなくても
悲観しないでください。学校に通えなくても楽しく学べるところは色々あります!

子供の世界は狭くて「学校」と「家」の二つの世界しか知りません。その中の「学校」に行けないと「家」にもいずらくなって「どこにも居場所がない」「生きている資格がない」と自分自身が追う詰められてしまいます。

市が運営している無料のフリースクール,教育相談,リーズナブルなオンライン自宅学習,など
色々な居場所はあるので是非親御さんが違う世界を模索して「こんなところもあるよ」と教えてあげてください。


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