第一中等部とN中等部を徹底比較！

有名なフリースクールである「第一中等部」と「N中等部」。民間のフリースクールを検討する時にまず思い浮かびますが

という疑問をもたれる方も少なくないと思います。結論からお伝えする第一中等部とN中等部は全く違います。どちらも有名で素敵なフリースクールですが学費はお高めなので実際に体験，入学した私達親子が二つのフリースクールの違いを比較してみました。お子様のフリースクール選びの参考にして頂ければ幸いです。

今回はフリースクールを選ぶ際に基本となる「1.入学金」「2.学費」「3.体験の有無」「4.」「5.教室の特徴」を徹底比較しています。両社の良いところ悪いところ包み隠さずお伝えしていきます。

第一中等部とN中等部を5つの項目から比較してみました。

1.入会金	入会金について比較しています。
2.学費	学費についての比較
3.体験の有無	入学前の体験について比較
4.学習形式	学習形式について比較してみました。
5.イベント，部活	イベントや部活について比較してみました

上記の5つの項目で「第一中等部」と「N中等部」を比較してみました。知りたい項目からチェック出来るようにクリックして飛べるようになっています。

1.第一中等部とN中等部を入学金で比較！

「第一中等部」と「N中等部」を受講対象年齢で比較してみました。

教室名	第一中等部	N中等部
入学金	登録料：55.00円	ネットコース：22.000円 通学コース：110.000円

第一中等部は入学金は無料で登録料が5.500円必要です。。N中等部の入学金はネットコースで22.000円，通学コースで110.000円です。

2.第一中等部とN中等部の学費を比較

教室名	第一中等部	N中等部
学費	11.000円	ネットコース：40.700円 通学コース 　週1回コース：37.400円/期 　週3回コース：56.100円/期 　週5回コース: 73.700円/期

第一中等部の学費は月11.000円と非常にリーズナブルです。ハードルは低いフリースクールなので入学しやすいと思います。

N中等部はネットコース，通学日数によって学費は違います。3か月に一度コース変更が可能ですが通学コースからネットコースに変更する場合はネットコース用の入試を受験しなおす必要があります。

3.第一中等部とN中等部を体験の有無で比較

教室名	第一中等部	N中等部
月謝	●無料説明会	●無料説明会 ●無料体験 （キャンパスによる）

第一中等部の無料説明会について

第一中等部に問い合わせると日時を合わせての無料で第一中等部について説明してくれます。お子さんと教室や先生の雰囲気を確かめるのが良いと思います。

Ｎ中等部の無料説明会について

Ｎ中等部の無料説明会と無料体験会は別です。私が参加した当時は「ＺＯＯＭオープンスクール」の後「無料説明会」に参加しましたが授業の無料体験は受けませんでした。授業体験なはスクールによっても違うかもしれませんので近くのキャンパスに説明の時に質問してみましょう。

4.トライ式中等部とＮ中等部の学習形式

教室名	第一中等部	Ｎ中等部
学習方式	●月に数回登校出来る ●無学年式オンライン教材【すらら】使用 ●第一中等部オリジナル「D-FILE]	●時間割り授業制 （出欠は自由） ●ＨＲ，ランチタイムあり ●リアルイベント，オンラインイベント多数 ●クラス制（1クラスに担任2人，メンター1人） ●21世紀型プロジェクト学習，基本授業，自由選択授業 ●月に一度メンターと自分の目標について確認，コーチングが受けられる

第一中等部，Ｎ中等部教室の雰囲気

第一中等部
私が見学に行った地域の第一中等部のクラスは小さめの教室で中等部も高等部も同じフロアでした。机は丸い形でみんなで円になって机を囲む形です。中等部は教室の1テーブルを使用しているようで、全体的にアットホームな雰囲気が感じられました。

Ｎ中等部
私立の最新のスクールという雰囲気です。高等部の学生と中等部の学生のクラスは別。
うちが通っているキャンパスは1クラス今17人で担任の先生が1人，補助の先生が1人，メンターが一人です。机は向かい合っていてグループ活動がしやすくなっています。午前中は21世紀型プロジェクト授業（グループで問題解決に向けて意見を出し合う）午後は基礎学習と自由選択授業です。（プログラミング，動画編集，イラスト，小説，ボーカロイドなど）。自分でボーカロイドの作曲をしていたり3Dプリンターで一個一個模型を設計してプラモデルを組み立てたり、自由です。成果を発表したりもします。

まとめると学校スタイル自体が嫌な人，まずは学校と家以外の居場所を探したい人は第一中等部。プログラミングや動画編集に興味がある人，今の学校には通えないけど学校に代わるところに登校したい人はＮ中等部がおすすめです。

第一中等部とＮ中等部のランチタイム

第一中等部は登校日が月に1回～4回です。どれぐらいの時間を過ごしてランチタイムをみんなで食べるのかは体験の時に質問するのを失念してしまったので、気になる方は体験の時に担当の先生に質問してみて下さいね。（お昼をどのように食べるのかは中学生にとって、割と重要だと思います）

Ｎ中等部は時間割りに沿って教室内でランチを食べます。お弁当の人、コンビニで買ってくる人（外出する場合は届出が必要です。)食事は基本教室内で向かい合った自分の席で食べます。外食は禁止です。

第一中等部，N中等部の出席認定

第一中等部もN中等部も今や有名なフリースクールです。N中等部は登校日時がカードで管理，記録されています。学習状況と合わせて学校に提出してもらうと「出席認定」が受けられる可能性は高いです。我が家の場合は出席認定は受けられています。

第一中等部の場合は質問したところ「学校の先生との話し合い」だそうです。出席認定の鍵を握るのは無学年式オンライン教材【すらら】です。自宅学習の「すらら」だけでも出席認定はめざせますが「すらら」で実際に自宅学習しておくことが必要です。（また出席認定の要項を満たすのも大事です。）

トライ式中等部，第一中等部のテスト

第一中等部もN中等部も中学校ではなくフリースクールです。登校するのはフリースクールでも在籍は今所属している中学校になり、卒業も在籍中学校卒業になります。中間テストや期末テストは義務教育である在籍校のテストを受けることになります。

テストはトライ式中等部でもN中等部でも「うちのフリースクールで学校のテストを封書して預かって教室で受けることが出来ます」と説明を受けましたが在籍校に確認すると私達が所属している中学校では「市が運営しているフリースクール以外ではテストを受けることは許可していない」との回答でした。在籍校の判断によるので自分達で担任の先生に在籍中学校に確認をしてみましょう。

第一中等部でテストを受けられるかどうかは体験の時に確認するのを失念してしまったので気になる方は質問してみて下さいね。

5.第一中等部、Ｎ中等部のイベント，部活比較

教室名	第一中等部	Ｎ中等部
特徴	●月に1~4回高等部生や大学生サポーターと交流 ●月に１回中等部交流会 ●サークルあり	●新入生歓迎会やフィールドワーク（遠足のようなイベント）文化祭，クリスマスイベントなどリアルイベント多数あり ●オンラインでのイベントも多数 ●ＶＲでのバーチャルイベントあり ●マイクライベントあり ●リアル部活はなし

第一中等部は月に1~4回の登校日があります。登校日は勉強をするというよりは交流会というイメージです。高等部の優しい先輩を中心に地域のボランティア活動をしたり、料理をしたり楽しく過ごすことを目標にしたりしているイメージです。

Ｎ中等部は義務教育の学校とさほど変わらないイベント（遠足，文化祭など）と別にハロウインパーティ，クリスマスイベントなども開催されます。Ｎ中等部らしいところはＶＲでのイベントやオンラインでのイベントやＺｏｏｍで参加でのグループワークも多数あります。参加不参加は自由ですが1年に1回は何かに参加しなければならないルールがあります。（オンライン参加でも大丈夫ですよ）リアルな部活はありませんがオンライン部活や同好会は多数あり全国の生徒さんと繋がれるので口下手の娘も「趣味があうから話があう！」と喜んでいました（チャットやオンラインで交流するのでハードルが低く緊張せずにコミュニュケーションがとれます。トラブルがあれば先生が間に入ってくれるので安心です）

第一中等部をおすすめする人

第一中等部をおすすめする人は

★まずは学校と家以外の居場所を探したい
★無学年式オンライン教材【すらら】に興味がある
★リーズナブルなフリースクールを探している
★第一高等部に入学したい

こういう方には第一中等部がおすすめです。

Ｎ中等部をおすすめする人

Ｎ中等部をおすすめする人は

★詰め込み学習ではなく自分の力で考え困難を乗り越える能力を高めたい
★動画編集，プログラミング，イラスト編集などに興味がある
★勉強と実社会で生き抜くスキルの両方を磨きたい
★コミュニュケーション能力も高めたい

こういう方にはＮ中等部がおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は人気のフリースクールである「第一中等部」と「Ｎ中等部」の違い５つご紹介してきました。

ただ学費はどちらもお高めです。まずは市が運営している教育相談や無料のフリースクールに通うこともおすすめですが子供と先生，空間との相性もあります。リーズナブルなフリースクールを探している方，または外出するのは難しくオンラインでのフリースクールを検討されている方は他にも方法が色々あるので「不登校でも大丈夫！おすすめフリースクール，自宅学習一覧」にもまとめてみたので気になる方は是非確認してみて下さいね。