娘が年少の頃から「こんな年少いる?」と思っていたことがありました。それは私の父がガンの末期で余命真近だった時、年少の娘と毎日朝から夕方まで病室で父を見守ったことがあります。
普通3,4歳の頃だったら、じっと座っているのが苦痛で走り回ったり騒いだりするところ娘はじっと座って父を見守り、父が目を開けると「おじいちゃん」と近寄って手を握ったり励ましたり、おじいちゃんの絵をかいたり虹の絵を書いておじいちゃんの布団の上に乗せたりしてあげていました。あまりにも不憫なので「外に遊びに行こう」と提案しても「なんで?おじいちゃん病気なのに?私遊びに行くよりも、おじいちゃんと一緒にいたい」と自らの意思でおじいちゃんの傍についていました(娘以外の孫・・5歳から12歳は病室で騒ぐから出入り禁止になってたのに)
そしてある時は病室の入り口のワードローブの中で、こっそりラムネを食べており、病室に入った親戚の人が「あんた、なんでこんなとこにおるん?」と尋ねると「おじいちゃんが匂いに敏感で冷蔵庫を開けたりすると気もち悪がってるから、お菓子の匂いがしたらおじいちゃんが嫌がると思って匂いがしないように隙間に入ってラムネ食べてる」と言って大人を驚かせたりしていました。
「こんな4歳いる?」と。
コメント