うちの娘少し変わってる?と思ったきっかけ

不登校を選ぶまで

うちの娘が少し変わってる?と思ったのは幼稚園の年中の時。

毎日休まずに幼稚園に行っていた娘が「幼稚園の給食が嫌だから行きたくない」と言い始め、「給食なんか別に嫌やったら食べへんかったらいいやん。ママなんか内緒で嫌いなもの捨ててたよ」と
親にあるまじき返事をしながら「今嫌いなものがあっても、だんだんと食べられるようになるから大丈夫。」と話すと「うん・・・」と頷く娘。

そして、その後も「給食が時間が足らなくて全然食べられないから嫌だ」というので「あ~。(娘が嫌いな)グリンピースが食べられなかったんだ~」と尋ねると「グリンピースは食べたよ」と即答。(嫌いなものは食べたんだ~と思いつつ)「今日はさっちゃんの好きな苺が出たんだ~」と聞くと「苺は時間がなくて食べられなかった」というのでなんで?と。

そして毎日のように「今日ピーマンが食べられなかったんだ~」と尋ねると「ピーマンは食べたよ」と即答。「今日デザートゼリーじゃん。いいな~」と聞くと「ゼリーは食べられなかった」というので、なんで?と思いつつ

とにかく「給食は量も多いし、時間がなくて最後まで食べられないんだ」と毎日のように訴えるので5月の幼稚園の先生との面談で「給食が嫌で幼稚園に行きたくないというので、すみませんが少し量を減らして頂けますか?」と伝えると先生は「分かりました。でも、さっちゃんの給食の量はものすごく減らしているんです」とのこと。

そして、その後も「給食が嫌だ」「嫌いなものは食べんでいい。そのうち食べれるようになる」と毎回同じ問答を繰り返し9か月、次の幼稚園での先生の面談で、もう一度「給食が嫌で幼稚園に行きたくないというので、すみませんが、もう少し給食を減らして頂けませんか?」と伝えると、やはり先生が「でも、これ以上減らせないほど給食を減らしているんです。あのさっちゃんは、もの凄い小食なんですか?」と聞かれたので意外!

小食どころか大食いの方かと思っていた。幼稚園から帰ると毎日、ものすごくお腹をすかせていて5本セットのバナナなど置いておいたら5本全部食べてしまっても、まだお腹が空いているからおにぎりを食べさせてもがっついて食べるので、ついでだからもう早めの夕食にするか~と

4時半頃から夕食を作り始めて、出来たおかずから、どんどん食べていき早めの夕食は終わり。運動して8時半か9時頃にはもう就寝、みたいな毎日を送っていて、すっごく食べるのにだんだん痩せてきたな、と思っていたので

「いえいえ。ものすごく沢山食べる子です。毎日、とてもお腹を空かせています」と伝えると「幼稚園の給食はスプーン一杯くらいしか食べてません」と先生。「毎日給食の時間は体を固くして、ただじっと座っていて給食の時間が終わる五分位前になってからガブっと一口食べるだけです」とお話していただいたので「どういうこと?それで毎日あんなにお腹を空かせているんだ~。給食の味付けが嫌なのかな」と給食の献立を見直すと 娘が当時嫌いだった「クリームシチュー」「マヨネーズ」「チーズ」など子供の好きな味付けが多い献立だけど、娘は嫌いな味付けなので嫌いな食材だけではなく味付けが嫌なのかな?と 色々考えながら 娘に「クリームシチューは食べられなくても、ビーフシチューは食べられるわけだから給食が食べられないからって気にしないでもいいよ。」伝えると「クリームシチューは食べたよ」と、いつもの謎発言。嫌いなもの、全部食べてるじゃん。と。

そして意味の分からないまま月日がたち、ある夕食で主人が「嫌いなものから先に食べなさい」と言っているのを聞いて「あ!この発言じゃない?嫌いなものから食べないといけない・・と真面目に思って給食の間中先に嫌いなものを食べるために葛藤して、じっとしてるけど給食の時間が終わる頃になって、観念して嫌いなものだけガブっと食べてるから他のものが食べられないんだ!」と気がつき、主人に「ちょっと余計なことを言うのはやめて」と伝え、娘にも「パパは嫌いなものを先に食べなさい」と言ってるけど気にしなくていい、色々なものを順番に食べて給食が終わる前にデザートも食べなさい、と娘に言い聞かせました。

そして何日か経ったある日、幼稚園のバスから降りると娘が「私、今日信じられないくらい泣いた。一生分位の涙を流したよ。しかも今までではじめてくらいの大きな声で泣き叫んだの。どれくらい泣いたか分からない。給食が食べられなくて一人で教室にいて、先生もいなくて、みんなは外で遊んでいたけど私が大声で泣いていたから窓からみんなが覗いていた。私は一人で、どうすることも出来なくて泣き叫び続けたの」と涙の後でほっぺがぐちゃぐちゃになりながら娘が話すので、「そこまでして給食を食べねばならんのか。本当にそれが必要なことなのか。確かに私達も嫌いなものを食べるまで、部屋に残されていたけど私は嫌いなものは食べなかった。けど娘の場合は嫌いなものは全部食べているのに、外で遊ぶ時間も与えてもらえず時間ギリギリまで部屋に残されて・・でも結局食べるのは嫌いなものだけだから、だんだん痩せていくし・・・」3回目だけど先生と話をしないといけないんじゃないかな?私ってモンスターペアレンツなのか・・?と悩んでいると

幼稚園の先生から電話が・・・
「今日さっちゃんが給食の件で部屋に残されていたんですが私も送迎バスの準備の関係で部屋を離れていたんですが、一人でさっちゃんが教室で40分ほど泣き叫んでいまして・・・それで私も、ようやく「このやり方は、さっちゃんには違うんだ」と思ってお電話させていただいたんですよ」と先生からお話してくれたので

「実は主人が嫌いなものから食べるように、と娘に言っていたので、そのせいじゃないかと思うんですよ。嫌いなものからじゃなく色々なものを食べるように、と私から伝えたんですが、出来なくて、むしろ好きなものから順番に食べて最後に嫌いなものを食べては?と言ってるんですが直らなくて・・」と伝えると先生が「私も、嫌いなものから食べるように・・・とみんなに言ってます」(先生として当然ですが)とおっしゃるので「それだ!」と思い「みんなは嫌いなものから食べなさいと言われても好きなものから食べたり主食から食べたりすると思いますが、うちの娘か嫌いなものしか食べられなくて主食も何も食べられずいつもお腹を空かせているので、先生の方から娘には好きなものから食べるように伝えていただけますか?私が伝えても、親よりも社会のルールに従うと思うので先生から伝えてもらえないとダメだと思うんです。私は親として嫌いなものだけ食べるよりも、主食や他のおかずを食べてお腹一杯にしてもらいたいし、好きなデザートも食べてもらいたいですが、先生から好きなものから食べなさい、と言われても真面目なので結局最後には嫌いなものも食べるので・・・(みんなはそんなことないと思うし私もそんなことなかったですが)」とお伝えし、先生も納得してくれて幼稚園で娘に「先生はみんなに嫌いなものから食べなさいと、いうけど、さっちゃんは食べられるものから食べなさい」と伝えてくれたことにより普通に給食を食べることが出来るようになりました。(原因を探すのに、まさにトンチ。でも理由はあるんですよ)

ただ原因を探すのにかかった期間は約1年。(長かった)でも原因はあるんだ、と思いました。

>>>幼稚園で話せなくなったきっかけに続く


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