教育支援センター(適応指導教室)は自治体が運営しているフリースクールのようなものです。
不登校児童生徒の集団生活への適応,情緒の安定,基礎学習の補充,基本的生活習慣の改善などのための相談,適応指導を行うことにより,その学校復帰を支援し,もって不登校児童生徒の社会的自立に資することを基本にする。
引用元:文部科学省「教育支援センター(適応支援教室整備指針)試案」
自治体によって方法は違いますが、時間割りはあっても児童は好きな時間に登校することが出来て
基本は自習ですが、在籍している先生が個別に勉強の指導をしてくれます。またグループ活動もあり、友人が出来ることにより自信がついて学校に復帰するお子さんも沢山います。

教育支援センター(適応指導教室)を利用している生徒さんの
小学校:約42%
中学校:約35%
高校:約43%が 学校に復帰しています。
教育支援センター(適応指導教室)では何が出来る?
自治体が運営する無料のフリースクールのような役割がある教育支援センター(適応指導教室)では、どんなことが出来るのかをご紹介します。
まず文部科学省が定めた教育支援センター(適応指導教室)の支援内容は以下の通りです。
●不登校児童生徒の集団生活への適応
●情緒の安定
●基礎学習の補充
●基本的生活習慣の改善などのための相談
●適応指導により学校復帰を支援
具体的にはどういうことが出来るのか、まずは利用方法から説明していきますね。
教育支援センター(適応指導教室)の利用方法
教育支援センター(適応指導教室)を利用するには、まずは在籍小中学校の担任の先生,スクールカウンセラー,校内支援担当に相談して学校経由で手続きを行うのが一般的です。ただ教育相談センターに相談に行って、教育相談センター経由で利用できます。まずは、学校の先生に相談し、教育相談も利用してみましょう。


現実には我が家の場合は担任の先生にも相談し、スクールカウンセリングも通っていましたが、先生から教育満相談,教育支援センター(適応指導教室)の利用を進言されたことはなかったので学校経由で教育支援センター(適応指導教室)を利用することは知りませんでした。
我が家の場合は、毎月教育相談に親子とも通っていたので教育相談の心理士の先生から自然に教育支援センター(適応指導教室)をご紹介頂きました。
我が家の場合は、完全に不登校になる前の情緒不安定な状態の頃から「教育相談」に親子とも相談に行き、wisc検査を受けて発達障害があることが判明したことで「学校」という場が、そもそも本人にとっては大変な環境で特別な支援が必要である、と分かったので、wisc検査の結果をスクールカンセラーに見せて相談し、スクールカウンセラーから担任の先生に伝えてもらい「クラスで授業を受けてもいいし、週に一回通級に通うことも出来る」と教えてもらい、週に1回通級に通うようになりました。
教育支援センター(適応指導教室)ではカウンセリングが受けられる

●情緒の安定を図る
不登校のお子さんは、もれなく学校に行けないことで自分を責めたり大きな心の負担を抱えています。対人恐怖症になっていたり、外出することさえ出来ない状態のお子さんもいらっしゃいます。
そんなお子さんに教育支援センター(適応指導教室)では定期的に心理職,福祉職,教職の資格を有したプロの先生が定期的にカウンセリングを行ってくれます。
子供だけが対象ではなく保護者の相談にものってくれるので家庭だけで抱え込まずプロの先生方に相談してみましょう。子供と親が一緒にカウンセリングを受ける場合もあれば、親子別々に相談にのってもらうことも出来るので都合が良いほうの希望を伝えてみましょう。

我が家の場合は子供に聞かれたくない話もあるし、子供も親の前では話にくいこともあるので親子別々の日時で月に一回相談に乗ってもらっています。
自分だけでは分からなかったアドバイスを沢山頂き、娘も私も改善に向かいました。
教育支援センター(適応指導教室)では学習のサポートも受けられる

●基礎学習の補充
学校に通えない日々が続くと授業が受けられず、勉強がどんどん遅れてしまいます。教育支援センター(適応指導教室)では基礎学習を補充する為に学習支援も行ってくれます。お子さんの一人一人の勉強の進捗状況が違う為に基本は、それぞれがドリルを持ってきたり学校のワークや宿題を持ってきての自習スタイルになります。もちろん分からないところは個別指導で丁寧に教えてくれますが、自分から「分からないので教えてください」と質問出来るお子さんは少ないので、手が止まっていると「大丈夫?」と先生から声をかけてくれたり、眠っていると起こしてくれたり細やかな気遣いで一人一人に合わせた対応で学習指導を行ってくれます。
教育支援センター(適応指導教室)には時間割がある
●基本的生活習慣の改善などのための相談
自治体により違いがあるかもしれませんが、民間のフリースクールの中には完全に自由なスタイルで特に時間割もなく好きな時間に登校して好きなように過ごせるフリースクールもありますが、ほとんどの教育支援センター(適応指導教室)では基本的生活習慣を身に着けられるよう時間割りがあります。

ただ、必ずこの時間に登校しなければならないという厳しいものではありませんので安心してくださいね。とりあえず教育支援センター(適応指導教室)に登校出来たら大丈夫です。
教育支援センター(適応指導教室)にはグループ活動も充実

教育支援センター(適応指導教室)では、学習支援も行ってくれますが学校に復帰しやすいように
コミュニュケーション能力を高めて集団行動を促すことを目的にしたグループ活動の時間も設けられています。(頻度については自治体によりますので確認してみましょう)
我が家が通っていた教育支援センター(適応指導教室)では週に1回グループ活動の時間が設けられていました。活動内容は様々で「料理」「お菓子作り」「飴細工」「墨流し」「switchを使用したゲーム大会」など参加しやすい楽しそうなものばかりでした。
また子供達が自由に過ごせる時間のグループ活動もありました。登校したら一人一人に先生が声をかけて「今日は何をしたい?」と聞いてくれます。人気があるのは卓球でしたが、仲良しの子が出来た子はおしゃべりしたり、絵を書くグループやカードゲームをしたりして過ごします。
また、みんなの輪に入るのが嫌な子には先生が付き添って教室の外で先生とおしゃべりしたりして決して独りぼっちになることがないように工夫している、とのことでした。
不登校になっているお子さんは心がぎゅっと固くなっていたり無気力になっていたり、集団行動が怖かったりする場合が多いので、行きたくない子は参加しなくても大丈夫です。
教育支援センター(適応指導教室)では学校のテストを受けることが出来る
教育支援センター(適応指導教室)は基本的には学校への再登校を促すことを目的にしていることや自治体が運営していることから学校の中間テストや期末テストを教育支援センター(適応指導教室)で受けることが出来ます。大きな民間のフリースクールでも場合によっては受けることが出来ますが在籍校の判断により民間のフリースクールでテストを受けることは許可されない場合があります。

我が家はトライ式中等部の二か月体験とN中等部への体験・入学を経験しています。どちらのフリースクールも「学校のテストが受けられる」と説明がありましたが在籍校にお願いしたところ我が家の地域の中学校では教育支援センター(適応指導教室)でテストを受ける場合しか許可されない、ということでした。校長先生の判断や地域により違いがあるようなので在籍している小中学校に確認してみましょう。
教育支援センター(適応指導教室)では、どの自治体でもテストが受けられます。
教育支援センター(適応指導教室)に通うと出席認定が受けられる

教育支援センター(適応指導教室)は地域の学校,スクールカウンセリング,医療機関と連携しています。教育支援センター(適応指導教室)に登校すると学校に登校していなくても、出席認定を受けられます。もし学校にどうしても登校できずに悩んでいるお子さんがいれば、学校よりは少人数で自分のペースで過ごせる教育支援センター(適応指導教室)を利用してみるのも良いでしょう。
また教育支援センター(適応指導教室)の登校できなくても親も子も相談することは出来るので
まずは勇気を持って学校の先生やスクールカウンセラー,教育相談に電話してみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は教育支援センター(適応指導教室)についてまとめてみました。有資格の先生方が丁寧に対応してくれるところなので、是非相談に行ってみて下さい。
また空間や先生とお子さんの相性もあります。我が家も二年以上、教育相談のカウンセリングに通っていますが教育支援センター(適応指導教室)より民間のフリースクールの方が相性が良かったので民間のフリースクールに通っています。民間のフリースクールや自宅学習でも出席認定を受けることが出来るので色々体験してお子さんに合ったやり方を模索してみて下さいね。
以下では最新のおすすめ自宅学習,フリースクール,家庭教師などをご紹介しています。気になる方は「不登校でも大丈夫!おすすめフリースクール自宅学習一覧」をチェックしてみて下さいね。

