色々なオンラインフリースクール,リアル登校のフリースクール,自宅学習全てを体験した結果(一個のフリースクールで決めたかったのですが結果的に色々試すことになりました)うちの娘に一番合っていたのはN中等部だったので、うちはN中等部に入学しました。
実際に通学しているうちがN中等部のリアルなレビューや体験談を記載しますね。(N中等部のまわしものや、PRではありませんのでご安心してくださいね<m(__)m>)
N中等部基本情報
| 教室名 | N中等部 |
| 学習方式 | ・ネットコース ・通学コース |
| 対象年齢 | 中学校1年生~中学3年生 |
| 入学金 | ・ネットコース:22.000円 ・通学コース:110.000円 |
| 受講料(税込み) | ・ネットコース:40.700円 ・通学コース 週1回コース:37.400円/期 週3回コース:56.100円/期 週5回コース: 73.700円/期 |
| 教材費 | 11.000円/期 |
| 会社HP | https://n-jr.jp/ |
| 無料体験・受講申し込み | 公式サイト |
まずはN中等部の基本情報をまとめてみました。なお、最新のフリースクールおすすめを知りたい方は「不登校でも大丈夫!おすすめフリースクール・自宅学習一覧」をまず先にチェックしておきましょう。※↑クリックできます
N中等部には定員がある
まず念頭に入れておきたいのはN中等部は無制限に入学を募集しているわけではないということです。通学コースには週1コース,週3コース,週5コースがありますがクラスは1クラスで時間割も席もあるため定員があります。もうすぐ定員に達するスクールの場合は事前に「残り僅か」ということを知らせてもらえるので先生に相談してみて下さい。
N中等部には入学試験,入学時期がある
他のフリースクールとの違いはN中等部には入学試験があることです。大体の学力を測ることが目的の一つかもしれません。学力が足りないから落ちる、ということは稀なようです。たまに試験に落ちることもあるようですが、落ちる原因は「親御さんは入学させたいと希望しているが本人に入学する意志が全くないと思われる場合」だそうです。
また入学は1月,4月,7月,10月に合格者が一斉入学するので試験日から入学日までに一か月ほど待機時期があります。

入学までの間うちの場合は、市が運営している無料のフリースクールに通学しました。娘は毎月転校を繰り返すようで大変だったと思います(涙)
でも一斉に入学することで初めての子ばかりの同期がいることは娘にとっても少し安心できる材料になりました。
オリエンテーション
入学の前日はまず「週1コース」「週3コース」「週5コース」の全員が集まって自分のパソコンの初期設定やセキュリティイを自ら作業して設定します。

初日から通常通りの6時間授業で疲れた!でも先生が「初日のオリエンテーションが一番大変」と言っていたから、今日が一番大変だったらしい。
そして休み時間は、みんなでボードゲームをしたりして遊んだらしいです。(少し安心)
試験の時に一緒だった女の子と少し話せたみたいですが、その子は週1コースだからイベントがないと会えないな、と言っていました。オリエンテーションは色々なコースの子と一緒に活動しましたが明日からは週3コースと週5コースの子と顔を合わせることになり、週1コースの子とは会う機会がありません。
●週1コースは火曜日か木曜日のどちらか登校
●週3コースは月曜日,水曜日,金曜日が登校日
●週5コースは月曜日,火曜日,水曜日,木曜日,金曜日登校
新入生歓迎会
翌日は新入生の歓迎会もありました。在校生が自ら作った「人生ゲーム」をみんなで楽しんだそうです。サイコロの出目に偏りがあったり、止まった目に書いてあることが理解できず、みんなで
「どういう意味???文字が読めないんだけど(手作りなので)」と首を傾げたり、お金が足りなくなったり色々ハプニングもあり面白かったそうです。

緊張したけど、みんなノリが良くて優しいからやっていけそうだよ♡
N中学への入学を楽しみに待っていた娘ですが入学が近づくにつれて憂鬱に・・・。
緊張しながらの初登校でしたが、歓迎会でみんなが気持ちをほぐしてくれたので安心して翌日から登校できました。
N中等部のランチタイム
N中等部では時間割りがあるのでランチタイムは決まっています。給食はなく、うちが通っているスクールはお弁当の子が多いようです。コンビニやスーパーで買ってきたパンなどを持ってきても大丈夫です。ランチタイムにマクドナルドやスーパーに買い出しに行くのは、事前に申請が必要ですが大丈夫です。ただ外に食べに行くのはNGです。
21世紀型プロジェクト学習
N中等部では詰め込み学習だけではなく「感情コントロール」「思考トレーニング」「コラボレーショントレーニング」などが毎日2時限授業に取り入れられています。義務教育の学校のように全員が黒板を向いて座るスタイルではなく、机がグループごとに向かいあって輪になっていて一人一人が意見を出し合います。
困難が起こった時に「逃げる」のではなく、どういう乗り越え方があるのか壁を突破する方法を自分だけの意見ではなく一人では思いもよらなかった意見を聞くことで新しい方法を発見できるので
非常に面白く親だけでは教えてあげることが出来ない人生に大事なことを学んでいるように思います。
我が家の場合は週3回N中学に通学し、在籍中学の通学級にも週に1回通っているのですが通級の先生からも「今までは緊張して喋れなかったけど最近は色々な意見を聞かせてくれる場面が多くなったのでN中学の良い影響が出ていると感じます」と連絡を頂いています。
N中等部のイベント
N中等部では新入生歓迎会からはじまって季節に合わせた様々なイベントを開催しています。ハロウインパーテイでは「仮装」しても良いし「ハロウインっぽいものやハロウインっぽいお菓子」を何か一個持ってくる、ということで 我が家ではイオンに行ったり、ドン・キホーテに行ったり、100円ショップに行って「あまり目立たずさりげないもので、でも全然人から見て分からない、というものでもない、程よいもの」を探し何度も何度も考えた末「おばけのヘアピン」「お化けやカボチャのマシュマロが棒」などを購入して鞄に入れて持っていっていましたが、勇気がなく鞄から取り出すことが出来ませんでした。
でも、そんな人は半分くらいいて先生が何も持ってきていない子には先生が用意してくれていたハロウイングッズを持たせてくれたり、まわりのお子さんが娘に猫耳のカチューシャを後ろからそっとつけてくれたり気を使ってくれて、とても楽しめました。
私の想像では「猫耳つける?」と先生に言われたら無言で首を横に振って断わったと思うのですが、つけてもらえたらスッゴク嬉しかったと思います。

後ろから、そーと猫耳のカチューシャつけてくれたよ。これがみんなの仮装で、先生はこんな仮装をして・・(笑)
と家に帰ってもクラスの写真を見せてくれて嬉しそうに何度も何度も沢山話しをしてくれました。
そして意外だったのですが最近ずっと来ていない女の子がいて「ハロウインに来てくれたらいいな」と娘は常日頃から話をしていましたが「普段来ないのにハロウインは来ないでしょ」と私は思っていたのに当日ハロウインには登校してきたこと。みんな何気にイベントは好きなんだな、と思いました。
キャンパスフェスティバルではグループに分かれて様々なゲームを企画。うちの娘は「箱の中に手を入れて何が入っているか当てるゲーム」担当で中に何を入れるか、じっくり考えていました。
キャンパスフェスティバルは自由参加です。
オンラインのグループ活動は多数ある
オンラインのグループ活動は常に多数あり、N中等部の生徒は一年に一回は何かに参加しなければなりません。うちの娘は入学してすぐに「謎解きゲーム」に参加。(どのグループ活動も親の同意書が必要なので何に参加しているのかは把握できます)5人くらいで知恵を出し合って問題を解いていくゲームです(社会の知識が多いようでした。)。
自室で色々話し合っている声が聞こえたので「ちゃんと参加しているんだ」と安心しました。
一年に一回は何かに参加しないといけませんが何度でも好きな活動に参加出来るので、その後は積極的に色々なオンラインミーティングに参加しています。「金融と保険について」や「著作権について」など人生に必要な実践的なミーティングもあり私が参加したいくらいです。義務教育とは全く違う学びが得られるので「不登校」でなくても登校させたいような学校だなと思いました。
好きな時間だけ登校する人もいる
これは私の聞いた話ですが市のフリースクールに通っているお子さんの中でもN中等部にも所属している人もいるようです。でもグループ活動は好きじゃないから、午前中の「21世紀型プロジェクト学習」は出席せずに午後から登校している人もいるとか・・・ 参加出来る時間だけ登校する人もいるらしいです。
自分に合った参加方法でみなさん登校しているようですね。我が家の場合は週3回N中等部に通学し週1回は学校の通級に、面白いイベントがあるフリースクールには空いた日に参加してみたりと
最近は活動の幅を広げています。
N中等部の部活動
N中等部ではオンライン上ネット部活や同好会があります。主な部活は「起業部」「投資部」「政治部」「eスポーツ部」「ダンス部」「研究部」「美術部」「音楽部」「プログラミング部」「クイズ研究会」「人狼部」「囲碁部」「将棋部」などです。
全国区なので沢山の方が部活に参加していますが細分化された「同好会」も無数に存在しています。学校の部活動では入りたい部活がなかった娘も、沢山ある同好会の中から入りたい部活を発見し、3つほど所属しています。チャットで話し合ったり、作ったお菓子の写真を掲載したり、ZOOMで話し合ったりして「趣味が同じだから話が合う」と次のミーティングをいつも楽しみにしています。
SNSとは違い全員N中等部や高等部の生徒さんしかないので身元がはっきりしているので安心です。何かトラブルがあれば先生にすぐ報告するシステムになっているようです。
N中等部に入学して体験・レビューまとめ
N中等部に入学して実際に登校している我が家のリアルな体験・レビューをまとめてみました。娘の場合はキチンと時間割りがあり大体何をやるべきか決まっている方が過ごしやすいタイプで、人との触れ合いやイベントが好きなのでN中等部がとても合っていて自分から積極的に様々なオンライングループ活動に参加して今は楽しく過ごしています。一時は生きているのが難しいほどの状況だったのでN中等部には本当に感謝してもしきれません。
でも、お子さんのタイプは人それぞれ。時間割りがあるのが苦手な人や登校するのが難しい人もいると思います。そんな場合は出席認定をめざせる自宅学習やオンラインのフリースクールもあるので自分に合った方法を探してみて下さい。学校に行かなくても人生を諦める必要はありません。


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