場面性緘黙症グレーゾーンの子と友達に

不登校を選ぶまで

幼稚園の年小の頃のことですが「場面性緘黙症(家庭では元気に話せるのに幼稚園や学校など特定の場所では話せない不安症の一種)」のグレーゾーンではないかと思われていたお子さんとお友達になりました。

その子は幼稚園で一言も話さず給食も一口も食べないし水も全く飲まないお子さんでした。

ただ娘は「Aちゃんは話せるんだよ。私と一緒の時に「ママーママー」って言ったの。みんなは嘘だっていうけど本当だよ。私聞いたもん」と一年間ずっと話をしていて「嘘ついてるとは思っていないよ」と、その都度娘に伝えましたが、一年の中で「ママ」という一言しか発言しなかったのなら、本当は話せないんじゃないかな、じゃあ何か手伝ってあげないと・・・逆に思ったりしていましたが、

話さないことで幼稚園のみんなから、からかわれて上靴を隠されたり取られたりして「みんななんであんなことするのかな(仲良しだった)Mちゃん、あれじゃあ泥棒ってことになっちゃうよ。みんなの中で私だけがAちゃんの上靴を取り戻さなければならないの。みんななんで、あんなことするんだろ」といつも怒っていましたが、そのことがきっかけで、仲間外れになるようになったのかも?

でも年少が終わる頃には「ん~でも私やっぱりMちゃんじゃなくてAちゃん。Mちゃんは意地悪ばっかりするんだもん。Aちゃんが一人で砂場で座っていたら「ほっときな」とか言うし。でも私はほっとかない!Aちゃん可愛いもん」と だんだん仲間外れにされるMちゃんよりもAちゃんの方が気になるように・・・

娘から聞いた話ではAちゃんは、いつも上靴隠されたり意地悪されているみたいだし娘と同じクラスだったらいいな、と思っていましたが年中では別のクラスに・・・。

そして年中になる頃、うちの娘も誰とも話でなくなっていましたが秋の体育祭の時にAちゃんのママが
「あの、うち年少で同じクラスだったんですが、うちの娘大人しくて誰とも話せないんで心配してるんです。誰かと遊んで欲しいな、と思って娘に「誰とだったら話せるの」と聞いたら「さっちゃん。さっちゃんとなら話せるよ」と言うので、もし良かったらクラスは違うんですけど今度一緒に遊んでもらえませんか。」と誘ってもらい

初めて一緒に外で遊びに・・・

すると一言も話せないと思っていたAちゃんが会った瞬間からべらべらと話をはじめて娘も私もびっくり!「しゃべれるの?」と娘。「しゃべれるよ」とAちゃん。

そこから大の仲良しに(*^_^*)年長では同じクラスにしてもらい充実した一年を送れました。

Aちゃんは、かなり遠い田舎のところから幼稚園に通っていて、うちはうちで小学校とは別の学区の幼稚園に入ってしまっていたので小学校は別々に・・・

でもこの調子で小学校でも楽しく過ごしてもらえたら・・・と思ってました。
本人も希望に満ちて小学校に進学しましたが・・・

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