トライ式中等部を実際に体験した私達親子の体験レビュー

出席認定について

「義務教育の学校に行かずに違う形で勉強して大学に進学する」という風に方向転換をした私達親子は当然と言えば当然のごとく(大学への進学率が高い)「トライ式中等部」のオープンスクールに親子で見学に・・・

トライ式中等部のオープンスクール

動画で生徒さんの体験談や、所属のスクールに実際に現在通学している在校生の生徒さん(中学生1人高校生4人)が体験談を発表してくれました。

当然のように皆さん元々は不登校のお子さん。外に出るのも嫌だったお子さんもいらっしゃいました。どのお子さんも「最初はトライに行くのも嫌だったけどイベントに参加して友達が沢山出来たことでトライに行くのが楽しくなった」「大学に行くために毎日6時間くらい家で勉強してトライには大体ゲームをしにいきています」など明るく楽しく過ごしているようで、娘も生徒さんの体験談を聞きながら身を乗り出して瞳を輝かせていたのを見て、トライに入学させよう、中等部だけでなく高等部もトライでもいいんだし。と感動で涙を流しました。

トライ式中等部の授業は基本月に8コマ

トライ式中等部は個別授業で授業は月に8コマです。(8回)
フリースクールに慣れていない私は8回の授業で中学校の授業に遅れないようにどう勉強したら良いのだろう?と凄く疑問。

「8回の授業で学校の授業に遅れることはありませんか?」と質問すると「ありません」とのこと。そこが謎。「あのうちは大学受験を目指していて、ひょっとしたら全日制の学校も目指したいので、出席日数を確保するために可能な限り毎日投稿して学校の授業に遅れたくないんですが・・・」「学校の授業に遅れることはありません。」そこをどうやるのかは非常に謎です。
何回質問しても「大丈夫」ということで中身は「それは一人一人違うので」ということで謎でしたが

でもトライさんは家庭教師や塾も運営されているので、素人がとやかく言うところではない。

娘も気になっている「友達が出来るかどうか・・・」を不安一杯で質問すると
「私達も友達になれそうな子を紹介するし友達はできます」とのことで親子とも救われる思いがしました。

トライさんが大丈夫というなら大丈夫なんだろう、と100%信頼することに・・・。とにかく8コマの授業で学校の授業に遅れずにどうやってついていくのか、トライでの日々の過ごし方は一切分からない、ふわっとした内容の印象を持ちましたが生徒さんの体験談も良かったので、とりあえず一日体験に申し込みました。

トライ式中等部一日体験の口コミ・レビュー

トライ式中等部の一日体験は、私達の体験当時はサポート費ということで一日5.500円で受けられます。一日で体験できるのは以下のとおり。

マンツーマン授業1コマ分
各オンライン講座受講可能
トライ式AI教材 利用可能
ホームルームやイベント参加可能

そしてうちは英語の授業1コマを選択しました。娘に聞いたところ「良かった」とのことでした。
そしてパンフレットに記載されているホームルームやイベント参加可能というところは特に説明もなかったのででしたが一日体験だったので「今日はイベントやホームルームはないんだな」と特に追及はしませんでしたが、気になる方は質問しといた方が良い(授業を受けることが出来るのは1回だけど二か月間の間ホームルームとイベントに参加出来るということだったのかもしれない?)と思います。

そして「入学するか否か」ですが教育相談の心理士の先生やスクールカウンセリングの先生に「トライ式に入学する前に色々なところを体験した方がいいですよ」とアドバイスを頂いていたので、ちょっと考えることにしました。授業は特に嫌だったということはないようでしたが、普通の個別塾の授業の体験を1回した、というのと変わらない印象でした。

塾に通いたいわけではなくフリースクールに通いたいので一回授業受けただけで決めきれない・・・しかもオープンスクールの時は数人の体験談を話す生徒さんが和気あいあいと集まって雑談をしていて明るい雰囲気でしたが、実際に来てみると高校生のお姉さんたちが自習室で黙々と授業をしている、という感じで、たまたまかどうかオープンスクールの時とイメージがかなり違い、やや不安です。

個別相談で「一日体験ではちょっと決めかねます・・・(入学すると入学金が必要になるし)もう少し体験できるコースがありますか?」と尋ねると「二か月体験コース(当時59.400円)」を適用してくれる、ということでした。

この当時はまだ「義務教育の学校に無理に通わせるか、トライ式やフリースクールに通うか」決めかねている時だったので「入学前に二か月も体験したら、大体様子が分かる」と二か月体験をその日に申し込みました。

トライ式中等部二か月体験レビュー(1か月目)

一日体験では個別授業を1コマ受けた、というだけという印象だったので(授業内容は娘に聞いたところ「良かった」ということです)二か月体験(当時59.400円)に申し込みました。二か月体験の内容は以下の通りです。

★マンツーマン授業8コマ分(二か月間の中で)
各オンライン講座受講可能
トライ式AI教材 利用可能
ホームルームやイベント参加可能

一度に(義務教育の)学校をやめてしまってトライに移行すると後戻りが出来なくなると考え、通常トライ式中等部に入学すると基本は月に8コマの授業ですが、2か月で8コマ(一か月4コマずつ)一週間に1回マンツーマン授業を一時間、最初の一か月は「まずはトライ式中等部の教室に慣れるため」中学校に通学した後、家に帰ってから塾のように夕方一時間トライに行ってみることにしました。夕方6時からだったので、最初の一か月は毎回トライの教室まで娘を送り届けて様子を見ていました。教室に入ると入り口の先生が「こんにちは!」と声をかけてくれます。

娘は少し頭を下げて仕切りのあるマンツーマン授業を受ける、という感じ。マンツーマン授業がない他の生徒さんは黙々とオープンな空間の自習室で自分で勉強している感じです。(塾という印象です)

トライ式中等部ニケ月体験(二か月目)

一か月目は(義務教育の)中学に通いながら塾のように夕方1コマ,トライ式中等部(高等部も同じ空間です。個別塾の生徒さんも来ているとみたいでした)にマンツーマン授業を受けに行き娘に
翌月「一か月学校に行かず、トライ式中等部に通ってみるかどうか?」と尋ねると「トライ式中等部に通う」と答えるので、二か月目からはトライ式中等部へ・・・(丁度翌月は課外授業の班決めなどを仲良しの子同士で決めるというイベントもあり、娘もこれ以上居場所がないのは無理だと思ったらしく)

学校の先生には1か月前から「学校に馴染めたらよかったけど、通えそうもないのでトライ式に通うかどうか体験して娘に判断してもらう」という旨をもちろん相談済みです。

二か月目は実際にトライ式中等部に入学したつもりで出席日数のこともあり出来る限り毎日トライに行ってみることに・・・。ちなみにトライ式中等部の授業は週に1回です。

最初の三日は慣れるために午前中だけ。まずは一時間トライで自習してもらい迎えに行く。
それ以降は、朝は送っていって帰りは娘の好きな時間に自分で電車で帰ってくる。という風に・・

トライでは集団の授業はなく、みんな色々な時間に来るので他の生徒さんとの触れ合いは全くありませんでした。初めてくる生徒に先生は「おはよう!」と挨拶してくれますが他の生徒さんと挨拶するということもないし「新しい人が入ったよ。」「よろしく」などの紹介もありません。(みなさん自習しているので)

大丈夫なのかな?と思いましたが、時間をかけたら友人も出来るかも?パンフレットを見ると
「12:10」が中等部も高等部もランチタイムだったのでお弁当を食べながら、触れ合える機会もあるのだろうと思っていました。

中等部のスケジュールの例でも「月曜日」「水曜日」「金曜日」その子はトライに通っていてスケージュールが書いてありましたが、どの曜日も「12:10」ランチタイムだったし、ランチタイムは決まっているのだと思っていました。

トライ式中等部のパンフレットはあくまで例で記載されているようなスケジュールはない

フリースクールは不登校のお子さんが通う場所なので自由な時間に登校して自由な行動をとって良いことが多いです。なので基本はパンフレットにはこういうことをします、という一例が書いてある場合が多いです。多いのですが、トライ式中等部で衝撃を受けたのは「中等部」も「高等部」も
「12:10」ランチタイムと記載されていたので「ランチタイム」は決まっていると娘も私も勘違いしていました。

みんなでランチを食べるもの、と思っていたので期待と不安を持っていて娘が「よし!みんなとランチタイム」をするぞ!と思ったタイミングでお弁当を持って通わせよう、と思っていました。

そしてお弁当のおかずは何にするか娘と色々な本を見て「主菜」「副菜」などを色々とメモに書いて毎日お弁当を持って頑張って通おう!頑張るぞ!と思っていました。

結論を先にお話しすると、そういうところではありません。(知りませんでした)
全く知らなかった私は1週間目に入り口にいる先生に「来週はお弁当持っていきます」「明日はうちの娘もお弁当を持っていきますので、よろしくお願いします」と頭を下げて帰ってきたのですが

翌日、お弁当を持っていく娘に「ランチタイムどうするのか、先生に聞いてごらん。でも12:10位になったらみんなお弁当か何か取り出すんじゃない?そしたら、どうしたらいいのか困った顔をしてウロウロしたり近くの人に聞いてみて・・」などとアドバイスをして送り出し娘もガッツポーズをして登校していきましたが

なんと1時前にはお弁当を持ったまま家に帰ってきました・・・(恐怖!)

「え?お弁当食べられなかったの?先生に昨日一応伝えたんだけど先生何も言ってくれなかった?」と尋ねると「12:10になっても誰もお弁当食べてないし、自習室では飲食禁止って書いてあるし、どうしたらいいか分からなかったから、逃げるようにして帰ってきた」と言うので

え・・・?何回も先生に「お弁当について話をしたのはなんだったんだろう?どこで食事をしたらいいんだろう?ランチタイムって何時なんだろう?」と疑問だらけでトライ式中等部に電話をして
「お昼はどうしたら良いか?」と質問をすると「えっとお昼は、みなさんお腹が空いたら好きな時間にお弁当を一人で食べたり、外に食事に出ていく子もいるし、おやつを食べる子もいるし、基本は一人で食事をします。たまに友達がいる子は友達同士で食べますが・・・」ということで

「私達は、ランチタイムがあると思っていたので・・・」とビックリしました。好きな時間に・・と言われても中学生で不登校になるような子供が誰も何も食べず自習している空間で、突然お弁当を取り出してお昼を食べる、って結構勇気がいるな、と思ったし、うちは一人で外食しに行ったこともないし私ですら一人でランチを食べにいくというのは大人になってもハードルが高かった。
何回も「ランチについて話をしたのに」説明しておいてほしかった~と思いました。(私が理解能力なさすぎ?)

そして一日体験でも、二か月体験でも「ホームルーム」に参加可能と記載されていたし(説明はありませんでした)パンフレットにもスケジュールの一例の中に「ホームルーム」と記載されていたので、ランチタイムがないのは衝撃的にショックでしたが気を取り直し

「それではホームルームに参加したいんですが、どうしたら良いですか?」と質問をしてみると
「あのホームルームは毎日は無いんです。一か月に一回重要事項を生徒に伝えるというホームルームは一応あるんですが、今月はもう終わったので(私はあることすら聞いていない)、そういうホームルームでも良ければ来月参加できます」と言われ、「え!!ホームルームもない?重要事項を伝達するだけ?しかも今月はもう終わったって・・・(参加可能と書いてあるけど二か月間一度もやってることも知らなかったら参加も出来ないし)」と、それもショック。

と、いうことは他の生徒さんとイベントに行かなければ触れ合う機会は全くなく、ただ一人で自習室自習するだけなんだ・・・「それはキツイ」と大ショックを受けました。

トライ式中等部のイベント

トライ式中等部では私達親子が二か月間体験で参加した限りでは新しく入学しても他の生徒さんに「新しく入ったからよろしくお願いね」と紹介されることや挨拶する機会もなく触れ合いは一切ありませんでした。ただイベントが月に一回あり、それは「遠足」など楽しそうなイベントでした。オープンスクールで体験をお話していた生徒さんが「イベントで人とふれあって友達が出来て楽しくなった」と全員お話していたので、うちもイベントも体験してみて入学か否か決めたかったのですが、そのイベントが在校している中学の期末テスト期間だったので、イベントは参加出来ませんでした(それは残念でした)。

でも、おそらく月8回の授業しか受けていないお子さんであれば担当の先生に「イベントにも参加してみたら?」ともし何回か誘ってもらえたら「知らない人ばっかりで緊張するけど行ってみようかな?」と参加してみようと思えるような気がします。

ただ、逆にうちのように毎日トライ式中等部に登校して毎日無言で自習している生徒さんの中で無言で自習をしていたら、突然「イベントに参加しよう」という気持ちが起こりにくいような雰囲気でした。

実際、全ての「やってみる?」という質問に「やってみる」とほぼ100%答える娘がトライ式のイベントに「行ってみたら?」と何回聞いても「無理。行けないよ」と答えていました。

トライ式中等部の授業

トライ式中等部の授業はマンツーマン授業で分かりやすいと思います。ただ、うちは二か月の体験だったので8回の授業を週1回で二か月で消化するスケジュールにしてしまったため、学校の授業に
どんどんついていけなくなってパニックになっているようでした。

そこで先生に「学校の授業についていけなくて、どうやって勉強したら良いか分からなくて授業がたまる一方なんです。授業を1コマ使って頂いていいので「今学校の授業がどの程度進んでいるか。今どういう状況で、毎日どれくらい勉強したら良いか?どのようにスケジュールを立てたらよいか」などを教えてあげてくれませんか?圧倒的に自習が多いわけだから月に1回授業のコマを使ってもらってもいいので、効率の良い自習の仕方と今の進捗状況を教えてもらえたら有難いんですが・・」と2回くらい先生にお伝えしたのですが、娘に聞くと「先生から何も言われてない。初日は話かけてくれたけど、初日だけだよ」と言うので

「え~ どうしたらいいんだろう~。」と学校から今学校の授業がどれくらい進んでいるのか進捗状況の紙と宿題をもらっていたので、仕方ないくトライ式中等部に持っていって先生に

「今学校でこれくらい進んでいて、娘が勉強が自分の得意な分野の勉強ばかりして苦手な勉強がどんどん溜まっていっているみたいで本人も大パニックになっているようなので、次の授業で自習の仕方のアドバイスを頂きたいんですが・・・」と体験前にも

「授業に遅れることはありません」とおっしゃっていて「授業の進捗にすごく遅れているのでアドバイスをもらいたい」と3回お願いした先生に、もう一度相談すると

「え?なんでしたっけ・・・・? あ!そうか!忘れてた!すみません自分から学校の進捗の紙を持ってきてくださいと言ったのに・・・」と ぽかんとした顔でおっしゃり

「駄目だ、これは自分でやるしか・・・」と、家で娘に「ちょっと今どれくらい進んだか見せてごらん」と毎週チェックをしていましたが思春期なので嫌がるし、「自己負担が多い・・・こんなの
家で中々出来ないよ・・・。塾に行かせて教えてもらわないと・・・いや、塾はトライだよ!
なんなの~~~」と本当にうちは トライ式中等部に通った最後の一か月は娘も私も病みました。

そしてトライ式中等部に通い始めて2週目にはカウンセリングの先生達がおっしゃっていたように
色々なフリースクールを見に行った方が良い」と気がつき娘に「他も色々見にいこう」と誘ったんですが娘が意気消沈してしまい「分かっているけど、今はそんな気になれない・・・」と希望に燃えて「トライで頑張ろう!」と思っていたのに思っていた雰囲気と全く違って落ち込み、勉強はたまる一方で、どうしたら良いか分からなくなってしまい新しい一歩を踏み出せなくなってしまいました。

私も、このままどうなってしまうんだろう・・・と不安で一杯でした。とりあえず出席日数のこともあるし一時間でもトライに自習しに通っていましたが娘の足取りも重く、勉強は全く分からなくなり小テストでは毎回10点満点中6点~9点でしたが、トライ式中等部に入学して1点とか2点になってしまい「どうやって勉強したらいいのか」全く分からなくなってしまいました。

トライ式AI授業というのもあり体験期間に利用できるようでしたが、同じく「授業の1コマを使っても良いのでAI授業の効率の良いやり方を教えてもらえませんか?」と先生にお願いしていましたが教えてくれなかったので、結局トライ式AI授業は一度も受講できず

そこで利用したのは自宅での学習をサポートする無学年式オンライン教材【すらら】。うちは、つい最近まで「こどもチャレンジ」を利用していましたが普通は学校の授業に合わせて毎月教材が届きます。無学年式オンライン教材【すらら】は学年を超えて分からなくなったところに戻って勉強が出来て「登校しなくても「すらら」の学習で出席認定をめざせる」という資料もついていて、「そういう方法もあるのか」とものすごく参考になりました。

トライ式中等部を二か月体験してみた結果のまとめ

トライ式中等部に実際に二か月体験入学し二か月目は毎日登校した私達親子のリアルな体験・レビューをお伝えしてきました。「散々だな・・・もはやトライ式中等部への悪口・・・」と思われた方も多くいらっしゃるでしょう。確かにトライ式中等部に体験入学して私達親子は辛い思いをしました。辛い思いをした理由の大きな理由は「パンフレットからのイメージと全く違った(勘違いしていた」ということです。勘違いがなければ、トライ式中等部も良いフリースクールだと思いますので、お子様の不登校で悩んでいる皆様の参考になればと先入観を外して、トライ式中等部について
まとめてみました。

トライ式中等部のデメリット

トライ式中等部の悪いところをまとめてみました。

1.新しく入学しても他の生徒さんに誰にも紹介してもらえない。
2.マンツーマン授業以外は静かに自習。
3.イベントや部活に参加しなければ他の生徒さんとの触れ合いはない。
4.地域や先生によって対応はかなり違って差が激しそうに思うこと
5.フリースクールとしての歴史が浅くマニュアルが行き届いていなさそうなところ
6.外出が出来ないお子さんの場合は自宅まで来てくれるが、もし費用を抑えたいなら
 家庭教師をお願いした方がリーズナブル

イベントに参加しないと他の生徒さんとの交流はない

私達親子がトライ式中等部に二か月通ったところ思ったのは、基本的にフリースクールは生徒さんが通ってくる時間帯がバラバラで、登校したり登校しなかったりするため新しく入学しても
他の生徒さんに、いちいち「よろしくしてあげて」という紹介はない
(出来ない)ようだ、ということです。そして「ランチタイム」「ホームルーム」などはないので一か月に一回あるイベントに参加、もしくは部活に入部しないと他の生徒さんとの交流は全くないということです。(逆に言うとイベントに参加して友達が出来るということもあるようです。)

通信制高校の説明会である高校の先生が「オープンスクールで登壇して体験を話すのは学校のトップオブトップですよ。うちでも、そうだし、実際に学校の雰囲気を見ようと思ったらオープンスクールじゃなく普通の日に「ちょっと近くに来たんですけど」と見にいくのが一番良い」と話していましたが、実際に私が見たところでもオープンスクールで体験談を話しておられた生徒さんを
二度ほどトライ式中等部で拝見しましたが、2,3人の友達と仲良さそうにお菓子を食べながらオープン自習室で輪になって話をしていましたが、仲良さそうに楽しく話しているのは、その数人の生徒さんだけでした。

「イベントによく参加している人」と「イベントに参加していない人」の温度差は激しいように思います。もしトライ式中等部に入学したならばイベントに参加はした方が良いと思いました。

(または、個別指導の授業だけ受けに通うか、だと思います。高校生の場合は大学受験もあるので
 自習しにくる人もいるようでしたが中学生の場合は一人で自習するためだけに教室に行くのは
 少しハードルが高いように思います。)

スケジュールというものは特にない

パンフレットに「ランチタイム」や「ホームルーム」などが記してあり、てっきりそういう時間があると勘違いしてしまった私達ですが(パンフレットの下の方にきちんと「上記の時間割は一例です」と記載はされています

オープンスクールの個別相談で「どんな風に過ごしたら良いですか」
「学校の授業に遅れませんか?」と質問すると「自由に過ごしてもらったら」「授業に遅れることはありません」と「どのように?」「何故遅れることはない?」など質問しましたが具体的な話は全くなかったので「ふわっとした回答で何をするのかは謎だなあ」と思っていましたが、

よくよく考えると確かにイベント以外にスケジュールというようなものはないので、パンフレットに書くべきスケジュールもないな、だから回答もふわっとしているんだ、納得しました。最初からそのことを分かって入学すると納得して入学するので良いと思います。

先生や地域によってかなり違いがある

どこの学校でも先生や地域によって違いがあると思います。また専任でずっとトライ式中等部にいる先生も少数いらっしゃいますが授業だけ教えてくれる先生も多く、授業だけ教えてくれる先生は普段教室にいないため、通常の日は全く顔を合わすことも触れ合うこともなかったですが
私は最初の二週間ほどは毎日教室の入り口まで送っていってたので、ずっと教室にいる先生に授業を担当してもらえたら気にかけてもらって面倒を見てもらえるのかもしれないなと思いました。

実際に2,3人で固まって楽しそうに話しをしたりしている生徒さんは、毎日在籍しているキャンパス長とずっと一緒にいることが多かったので・・・

また同じ先生に何度も「学校の進捗状況に合わせられるように授業をつぶしても良いので自習の仕方やAI授業の使い方を教えてもらえませんか」と何度も言いましたが、月の最後の方に「忘れていました」とおっしゃる先生にうちは当たりました。その先生は優しそうな方でしたが、この月の最後に退職されていたので、それであんなに「ぼー」としていたのかなあ、(私のように色々言ってくるママさんが他にもいてストレスで悩んでいたのかも)と思ったりしました。

また「トライ式中等部に入学させようと思うんです」と嬉しそうに私が話すとカウンセリングの先生も心理士の先生「いやいや、他のフリースクールも色々見てから・・」とおっしゃっていて
二か月体験中に私が悩んで「どうしたらいいか分からない。」と相談すると「みんなそうだし。
ちょっと行ったら分かるでしょ。それを二か月も通うなんて・・・」とブツブツ言っていたり

私自身が通っているメンタルクリニックで「トライに入学させたら安心と思っていたのに、より悩みが深くなって・・・」と話すと、いつも優しいメンタルクリニックの先生が「トライの社長に手紙を書け!あんなところ(どーのこーの)」と本気で怒っていたので

あんまり地域の評判は良くないな、と思いました。でも別の地域なら評判が良いところもあると思うので市の教育相談やスクールカウンセリングに聞いてみると良いと思います。絶対に悪評は最初話さないと思いますが、顔をしかめたり、おすすめしない雰囲気を出してくれるので不登校で悩んでいるお子さんを入学させるのですから色々と確認してみるのが良いと思います(おそらく、そういうところが一番リアルに評判を聞いていると思います。)

うちの地域のトライ式中等部は出来たばかりだったので、先生方は一生懸命やってくれていましたがあまりマニュアルもなかったのかもしれません。でもトライ式中等部に通って非常に満足している方も沢山いらっしゃると思いますので相性もあると思います。まずは体験して判断してみて下さいね。

トライ式中等部のメリット

トライ式中等部のメリットは以下の通りです。

マンツーマン授業で個人にあったカリキュラムが組める
自由な登校時間
高い進学率
外出が出来ないお子さんの場合は自宅まで先生が来てくれる(移動にかかる料金は生徒側負担)家庭教師のシステムもある
個別塾にイベントがついていると考えるとお得

マンツーマン授業

トライ式中等部の一番のメリットは何といってもマンツーマンの授業で進学率が高いことです。トライ式中等部は一か月基本8コマの授業で、2つまで授業科目を選択することが出来ます。

8コマと言えば週に二回ほどですが、私達親子や見た限りでは授業だけ来ている人が多いようでした。色々と体験談で散々なことを書きましたが正しく知って納得して入学していれば、個別塾に
通いながらたまにイベントに参加出来る、と考えると他の人と触れ合うことも出来るので有難いと思います。

外出が出来ないお子さんの場合は自宅に先生が来てくれる

トライはもともと「家庭教師のトライ」も運営しています。外出が出来ないお子さんの場合は自宅に先生が訪問してくれてカウンセリングなどのメンタルケアをしてくれたり勉強を教えてくれるので、外出することが出来ないお子さんにはトライ式中等部がおすすめです。少しずつ先生の指導で外出できるようになったりイベントに参加出来るようになった生徒さんもいるようです。

イベントがついている

トライ式中等部を「フリースクール」と捉えると授業がない時にトライに登校しても自習をするだけで、勉強しないお子さんであれば居場所がなく、特に先生が積極的にかかわってくれるわけでもなく、トライ式中等部に通ってもすることがないように感じましたが「個別塾」に「イベント」がついていると思えば、とても印象は良いように感じました。

トライ式中等部は一か月に一度ほどイベントがあります。月に8回の個別授業に通いたまにイベントに参加する、と考えると程よいタイミングなのかもしれません。

うちの場合は出席日数を気にして、少しでも登校したいと思っていたので中学生が毎日通って自習を一人でするのは難しかったですが、トライ式中等部に通っている中学生のほとんどは授業だけ通っているという印象でした。

「フリースクールには相性がある。そして実際に体験したり見学してみないと相性は分からない」と、色々なフリースクールを見て体験した方が良い、というカウンセリングの先生達のアドバイスを実感したのでした。

この後、すっかり他のフリースクールの体験に出向くのがおっくうになってしまい家に閉じこもるようになった娘ですがあるオンラインフリースクールの無料体験を自宅で娘と試しに受講したら、オンラインフリースクールが、とても楽しくて「フリースクールによって全然違う!」と実感し、その後、色々なフリースクールの体験に顔を出し自分に合ったフリースクールを再び探しはじめた我が家です。そして今は笑顔で自分に合ったフリースクールに通っています。

>>>こんな私達でも安心して学べるフリースクールがありました。

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