スクールカウンセリングと教育相談に通う中、教育相談の心理士の先生が「普通は発達障害かそうでないかは一目見たらわかるし話をしたら絶対に分かりますが、お嬢さんの場合は非常~~~~に難しいです。でも目つきが少し気になるし私では分かりかねる部分があるので、違う先生でもっと詳しい検査を受けたらどうか・・・」と提案をされ驚きました。
「発達障害だと思ったことは一度もないし人に指摘されたことも一度もないですけど、・・目つきは今は悪いし目を合わせないけど昔は ものすごく明るい子だったし目が合わない、指差しをしないという症状は全くなかったし、自閉症やADHDなどの本も読んだけど娘と似てると思ったこともないですけど・・」と 困惑すると
「そういうのではなくギフテッドと呼ばれるようなお子さんもいらっしゃいますが・・・」
「ギフテッド?(初耳)・・・一応どういう結果が出るのか気になるので検査をお願いします」と
教育相談で受けたテストはWISC-IV。5歳から16歳11ヶ月の子どもを対象とした知能検査で発達の特性を見るものらしいです。
普通1時間から1時間半前後で終わるとのことでその時間に迎えに行くと先生が「お嬢さんは凄く慎重に答えを選んで考えて下さっているので、もっと時間がかかると思います。終わったらご連絡しますね」とのことで 普通よりもっと時間がかかるって不吉。(2時間半位かかりました)
そして娘にどうだったか尋ねると「すっごく難しくて全然分からなかったよ」というので、もっと不吉。「え?何何?どういうことになるの?」とテスト結果まで凄く私は不安でした。
でもそのテスト結果は通常の人の結果が100とすると娘の場合は
言語理解指標(VCI)が142
知覚推理指標(PRI)やワーキングメモリ指標(WMI)は普通か普通より少し上くらい
処理速度指標(PSI)が74
と言語理解指数が平均の100を大きく上回り(全体の2%以内とか)、それに対して処理速度が74と平均よりも大きく下回る結果が出て 検査してくれた先生も「正直滅多にみることがない数値なんです。通常平均よりも30低くても大変ですが30高くても大変なんですよ。ところがお嬢さんの場合は、人並外れて高いところと人並外れて低いところがあるので、どちらか一つよりも、もっと本人は生きずらさを感じていると思います」とのことで
その検査結果の内容をうかがうと、幼児期から娘について感じていたことそのままだったので
「だからか!」と目からうろこというか診断結果が出て逆に安心しました。
「他の子に比べて賢い。中高一貫校の方があってると思う。博士君のような子がいるところに」と思ったのも言語能力理解が高すぎる(考え方が大人で哲学的)けど処理能力は人並外れて遅いので上手く表現することが出来ないし体育などは全く出来ない音楽なども指が動かなくて出来ない、小さな頃からジャングルジムなどに上ったら落ちてくるし、周りの人からは「過保護で運動させないからだ」と言われていましたが逆上がりも体育の後ろ周りも家で一日100回位自分で練習していたけど、何回やっても出来なくて、とうとう小学校5年生であきらめた、という経歴で人の何十倍も練習していた、けど出来なかった。(その時に娘に「まあ大人になって鉄棒やることも後ろ周りやることも一切ないから気にしないで」と声をかけた気がする)
そして中高一貫の模試で全く塾で勉強していない国語が「(塾の先生曰く)一位じゃない?」という位に高い点数で小学校3年生から休むことなく夏期講習も受けて努力した算数は最下位じゃないかというほど低かったのも、そのせいだろう、と理解しました。
算数に関しては、どんなに努力して何回やっても「分数」が理解できなかったので、どういうことなんだろう?と思っていましたが、どうも「算数障害」というものがあるらしい。本人曰く「1という概念が全く分からないんだ」ということですが、1が分からないから分数になったり小数点になったり繰り上がりになったりするというのが全然分からないみたいなのです。(何百回教えてもらっても)そして、そういう障害があるらしい、ということが分かりました。
WISC-IV検査でギフテッドと呼ばれる子は「言語理解指数」が高く「処理速度」が低い傾向があるそうですが日本ではギフテッドとジャンルは確立していないことや、算数障害という医学用語はないので受験などで考慮されることはないらしい、ということも知りました。
だから、ああいう感じだったんだ、というのは私もよく理解できたし娘に話すと娘も人と自分が違うといことについて気になっていたので知ったことで逆に安心。
そしてテスト結果について今まで私が娘と話しをしてきた通りのことだったので「大体は合っていたのよ。それでよかったし、仕方なかった」と二人で納得。
検査を受けてみて良かったです。「自分の娘はこういう子なんです」と検査で太鼓判をもらえたので人にも説明出来るので強い安心に繋がりました。
もし、お子さんのことでなんらかの不安に思うことがあればお子さんの特性を知るために一度検査を受けてみることもおすすめです。
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